【会員限定プレゼント】朱鷺と暮らす郷認証米・新米 (2kg×20名様 〆切10/15)

やってきました新米の季節。朝晩もすっかり涼しくなって、待ちに待った秋が訪れています。アキアカネが山から下りてくるのも、“だんだん” でしょうか。


今年は全国的に、いや世界的にも猛暑酷暑となりましたが、佐渡も例に漏れず大変な夏となりました。四方を海に囲まれている島のため、夏は高くても28℃で冷房はいらな~い、というのはもはや昔の話。日中は38℃を越え、夜も気温は下がらずに日の出時刻に30℃という日もありました。さらに、ひと月半に渡ってまとまった雨が降らず、「日照り」「雨乞い」「水争い」という江戸時代のものと思っていた言葉を、ヒシヒシぴりぴりと実感することに。私たちは暑かったり夜眠れなかったりすると夏ばてになりますが、稲たちも夏ばてとなったようです。

普段お店にある米袋では気づきにくいですが、お米には “見た目” による品質等級があり、整粒割合(形の整い具合:厚さ・大きさ・揃いの程度)や水分量等が測られ、1等・2等・3等・規格外に分けられています。「朱鷺と暮らす郷認証米」の要件は1等です。ところが、今年の佐渡米における1等米比率はなんと数%程度、2等米が4割程度、3等米が6割程度になると見込まれています(例年は1等米が8~9割程度)。『普通に米つくっておれば1等米になる』とされてきた佐渡。稲が夏ばてしないように水をかけたくても山から水がこない、水をかけても田んぼが冷えない、稲に何かしてやりたくてもできることはもう何もない、という農家にとっては大変もどかしく歯がゆく、地球規模の天候相手には為す術なしの米づくりとなりました。

猛暑になると、お米は高温障害を起こします。米の細胞にデンプンをうまく蓄積することができず、空気の隙間が多くなって白っぽく見えるようになります。米の白い部分の位置によって、心白粒、背白粒、腹白粒などと呼ばれます。お米の特徴としては、空気を多く含んでもろくなっているために水分吸水率が高いこと。吸水を短時間にすることが美味しく炊くコツになります。


先日、米づくりと田んぼの生きものとの関わりを学ぶ活動佐渡Kids生きもの調査隊」の稲刈りで新米を炊きました。いつもバタバタと炊飯するために “めっこ飯” となることが多いのですが、この日はめちゃ美味しいご飯が炊きあがりました。なんと、この1~2年で最も良い仕上がりに! 夏ばてのお米、そんなうれしい展開になることもあるようです(笑)

昨年もプレゼント企画にご協力頂いた朱鷺と暮らす郷認証米に長年取り組む長畝生産組合の理事、大井克巳さんによるコメントです。
「農業は自然が相手の産業ですが、今年のお天道さまはちょっと度が過ぎました。地球温暖化は人間の業がもたらしたものなのです。これからは少しでも地球に優しい農業に取り組んで、自然の恵みを頂きたいと思います。」

佐渡市は、今年度に限って「朱鷺と暮らす郷認証米」に2等米・3等米も含めることを決めました。佐渡での、そしてトキ認証米の米づくりは、米という食糧を生産するだけでなく、トキと共生するために農家が努力して行う “環境づくり” でもあります。島内における野生のトキは、15年をかけて500羽を越えるまでになりました。一方で、佐渡の米づくりにおいては、農家の高齢化、人手不足、資材高騰に加えて、気候変動という大きな課題を目の前につきつけられました。来年は穏やかでいい塩梅の気候になることを願いつつ、この試練を乗り越えた新米を大事に味わいたいと思います。

朱鷺と暮らす郷が買えるお店
農事組合法人 長畝生産組合 HP
朱鷺と暮らす郷認証米 HP
佐渡市ふるさと納税特設サイト HP
JA佐渡 さどまるしぇ HP

会員限定プレゼント】
「朱鷺と暮らす郷(新米・長畝生産組合)」 2kg×20名様

応募専用フォーム :必要事項を記入して下さい。
・応募はひとり1回です。複数応募の場合、2回目以降は無効となります。
・会員プレゼントは佐渡トキファンクラブ会員限定です。
 会員でない方はこちらからご登録ください。
・当選は発送をもってかえさせていただきます。(10月下旬発送予定)

応募締め切り:2023年10月15日(日)23:59 まで