トキや生きものとの共生を学ぶ授業

 佐渡市内の小学校では、4年生はトキについて、5年生は米づくりの学習が行われています。6月中旬を過ぎ、田んぼの生きものが増えてきた今、田んぼでの体験学習があちこちで行われています。風景としてはなじみのある田んぼ。しかし、田んぼの泥の感触や暖かさや冷たさ、どんな生きものが田んぼにいるのかなど、学ぶ機会はなかなかありません。小学校の担任の先生、学校の地域コーディネーター、地元のつながりや田んぼを良く知る方、生きもの調査講師、そして田んぼの持ち主である地元の農家さんの気持ちがひとつになると、田んぼを学ぶ授業の舞台が完成します。
 トキが身近な存在となった今、トキが見ている田んぼの世界を見る。その体験は歓声を響き渡らせ、給食の時間を忘れるくらい楽しいようです。

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