令和4年5月25日(水)、佐渡市内佐和田地区において衰弱した野生下トキ1羽が保護され、野生復帰ステーションに収容されました。野生下トキの保護収容は、今回で12例目です。この個体は、今年生まれた足環のない個体で、30~40日齢とみられています。巣立って地上に降下するには早い日齢であり、親からはぐれて衰弱していた理由は不明です。
個体には負傷は見られなかったものの衰弱していたため、強制給餌が行われました。当面の間、野生復帰ステーションの収容ケージにて治療をし、経過観察が行われます。順調に回復して育った場合、順化訓練および放鳥の実施が検討される予定です。