環境省佐渡自然保護官事務所 職員のご紹介

佐渡におけるトキ野生復帰事業を担っているのが、環境省佐渡自然保護官事務所です。事務所は佐渡市新穂正明、野生復帰ステーションの管理棟内にあります。令和3年5月現在の環境省職員の皆さんをご紹介します。

中央の西村健汰(にしむらけんた)自然保護官は、これまでいらした松本恵里さんの後任として、4月から佐渡に赴任されました。ニューフェイスの西村さんにインタビューしました。

左から岡久さん、菅野さん、西村さん、近藤さん、澤栗さんです。(このご時世なのでマスクは外せません。残念!)

年齢:25歳
出身地:埼玉県
前任地:環境省 外来生物対策室
環境省に入省した理由:西村さんは田んぼや雑木林がある環境で育ち、虫を捕まえたり、鳥を観察したり、生きものが好きな少年だったそうです。そして、開発によってそれまでいた生きものが減少する様子を見て、小学生の頃から自然環境保全をしたいと思っていたそうです。学生時代は保全生態学を専攻し、環境省に入省して子供のころからの志を実現しています。
佐渡の印象:初めて来た佐渡は「島だけど大きい」が第一印象。
お休みの日の過ごし方:「佐渡を知りたいと思って、車で佐渡一周線を周ったり、林道を走ったりしました。また、佐渡には島固有の生物がいるので、それに関係したいろいろな文献を読んでいます。これからは、実際にそれらの生きものを観察したいですね。学生時代は奄美大島の森林で鳥の研究をしていたので、特にサドカケス(佐渡の固有亜種)の研究をしたいと思っています」

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