野生下のトキ 今期最初の抱卵確認

佐渡市において野生下のトキ2ペアについて、今期最初の抱卵を確認しました。(環境省)

1.抱卵を確認したペア

 (1)個体番号

① No.209:平成25年(2013年)生まれ、7歳オス
   および
  No.A26:平成27年(2015年)生まれ、5歳メス


② No.A09:平成26年(2014年)生まれ、6歳オス

   および
  No.239:平成26年(2014年)生まれ、6歳メス

 (2)確認日 令和2年3月25日(水)

 (3)場所 ① 佐渡市両津地区 ② 佐渡市佐和田地区

 (4)経過

①のペア:
 1月下旬頃から偽交尾や枝運びなどを行う様子が確認されており、3月13日にシロダモ樹上で営巣していることを確認していました。本日6時35分頃、モニタリングチーム(調査請負事業者職員)が観察していたところ、メス(No.A26)が巣上で座り込む様子が確認できたことから、抱卵を介したものと判断しました。なお、3月23日のモニタリングでは、座り込む様子は確認されていなかったため、現在抱卵している卵は、、3月23日の夕刻以降に産卵したものと推定されます。営巣場所は、住宅地に近い雑木林で、巣は地上から15mの程度の高さに造られています。

②のペア:
 2月下旬頃から偽交尾や枝運びなどを行う様子が確認されており、本日アカマツ樹上で 営巣していることを確認しました。本日6時45分頃、モニタリングチーム(環境省職員)が観察していたところ、メス(No.239)が巣上で座り込む用紙が確認できたことから、抱卵を開始したものと判断しました。なお、3月23日のモニタリングでは座り込む様子は確認されていなかったため、現在抱卵している卵は3月23日の夕刻以降に産卵したものと推定されます。営巣場所は、畑地に隣接する松林で、巣は地上から十数メートル程度の高さに造られています。

詳しくは、こちらから
・環境省佐渡自然保護官事務所公式Facebook