第17回トキ野生復帰検討会 開催
令和2年2月13日(木)、新潟県長岡市で第17回トキ野生復帰検討会が開催されました。話し合われた議題の中から次の2つの議題についてまとめました。
【今年の放鳥計画について】
- 放鳥はこれまでと同じく春と秋の2回。
- 放鳥個体数もこれまでと同じ各回20羽ずつ、計40羽程度。
- 昨年の秋に行ったハードリリースとソフトリリースの併用をこれからも続けます。ただし、地域調整等の準備が十分に整わない場合は、全てソフトリリース方式で放鳥します。
【次期ロードマップについて】
前回の検討会で検討委員の方々から出た意見を踏まえ、トキ野生復帰ロードマップ2025(素案)が環境省から提案されました。注目は次の2つです。これまでのロードマップにはない、最終的な目標と中長期的な目標が今回の素案に入れられました。また、中期的な視点から佐渡島以外でのトキ野生復帰を視野に入れ、佐渡島をモデルとした生息環境の保全・再生の技術を、トキの受入に意欲的な地域に伝えていく取り組みを進めていくことが記載されています。「トキ野生復帰ロードマップ2025」は、2021年度から2025年度までの5年間の行程表として、この後も検討を重ね、2021年3月頃に公表されます。
検討会の配布資料は随時環境省のホームページで公開されています。
第1回~第16回トキ野生復帰検討会資料