本間太郎さんのお米
今回のプレゼントは、佐渡の最北端にある鷲崎(わっさき)地区で独自の米づくりに取り組んでいる本間太郎さんの無農薬・無化学肥料のコシヒカリです。
■ 地域のものを活かす
本間太郎さんは40年前に入院したことがきっかけで「食」を考えるようになったそうです。口にする食べ物が体を作ることを再認識し、家族の健康のためにと、安全な農作物の栽培に取り組み始めました。そして、試行錯誤して行きついたのが「地域のものを活かす」農法でした。漁業が盛んな鷲崎地区の特性を活かし、魚や海藻、漁網に付着したワレカラ(小さい甲殻類)などを肥料にしてお米や野菜を作っています。
普通なら廃棄処分になるマグロの内臓や商品価値のない魚などが、近所の漁師さんから提供されます。地元で大量に採れるワカメなどの海藻も原材料になります。それら海からのものを各々タンクに入れて乳酸菌や麹菌で発酵させると、約1年で肥料やたい肥になるそうです。
本間さんは「陸に上げられた漁網の上に草が勢いよく育っている様子を見たのがヒントになった。海と里と人のコラボレーションだ」と言います。
■ 地域の仲間、そして全国の仲間と一緒に
本間さんの農法は共感を呼び、地元で一緒に取り組む仲間と一緒に「海利用研究会」を立ち上げ、皆で切磋琢磨しながら米づくりに取り組んでいます。メンバーには佐渡で農業がしたいと兵庫県から移住して来た人もいます。
「海利用研究会」では、自分たちの米の出来具合を客観的に判断するために、毎年各種のコンクールに出品しています。その結果、「米・食味分析鑑定コンクール・国際大会」で金賞や特別優秀賞受賞、「すし米コンテスト・国際大会」で特別賞受賞など、安心・安全に加えて美味しさの点でも高い評価を受けています。また、同じく安心・安全な米づくりに取り組む全国の仲間との繋がりも生まれているそうです。
■ 「手ずから市場」
本間さんの理念を表すユニークな取り組みが「手ずから市場」です。畑そのものが市場になっていて、欲しい人は自ら畑に入って野菜を収穫し、値段も自分で決めて置いていくというシステム。安全なものをどうやって理解してもらえるかを考えた結果だそうです。野菜を食べる人が畑の土にふれ、野菜が育っている様子を見れば、その中で感じるものがあるはずだと本間さんは考えます。
「『自給自足』ではなく『自給他足』だ。自分ばかりじゃなく、他の人にも満ち足りてもらわなければだめだ」。これが「手ずから市場」の理念です。


「手ずから市場」の看板は、佐渡市地域おこし協力隊が作ったもの。
この土地の野菜作りに、少しでも親しんでほしいという本間さんの想いが書かれています。

おじゃました日も、近所の人が「オクラをもらうよ」と手ずから収穫していました。
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応募締め切り:2019年11月11日(月)23:59 まで
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海利用研究会のお米の販売については、現段階では注文の受け付け体制が構築されていないとのことです。注文窓口が出来ましたら、HPやメルマガ等でお知らせいたします。