第21回放鳥の訓練個体1羽が死亡

野生復帰ステーションの順化ケージにおいて、6月25日に野生復帰のための訓練を開始したトキ1羽が同日に死亡しました。(環境省)

1.死亡した個体:No.381(2017年生まれ・メス・多摩動物公園生まれ)

2.経過:当該個体は、9月下旬の第21回放鳥に向けて野生復帰ステーションの順化ケージ内で訓練を開始した個体である。同日午後5時41分、飼育員がカメラモニターでケージ内の状況を確認したところ、1羽が地面に横たわっているのを確認した。午後5時44分、直ちに個体の回収を行ったものの、すでに死亡しているのが確認された。解剖の結果、外傷は確認されず、現時点での死亡原因を特定できていない。

3.第21回放鳥に向けた訓練について:訓練個体1羽の死亡により、順化ケージ内の放鳥予定個体は、オス11羽、メス6羽の計17羽となった。17羽で9月下旬に実施予定の放鳥に向けた訓練を継続する。