第20回放鳥に向けて順化ケージでの 訓練開始

第20回目の放鳥となる平成31年春の放鳥に向けて、飛翔・採餌等の能力を身につけるための訓練が、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにおいて開始されました。

第20回放鳥訓練

個体の写真撮影

第20回放鳥訓練

順化ケージへの放鳥

第20回放鳥訓練

順化ケージに放たれたトキ

1.訓練を開始した個体

〈訓練候補個体の年齢と性別〉
             オス   メス
2015年生まれ(4歳)      2羽   0羽
2016年生まれ(3歳)      2羽   0羽
2017年生まれ(2歳)  10羽   0羽
2018年生まれ(1歳)   0羽   6羽
        小計      14羽      6羽       合計 20 羽

※第15回トキ野生復帰検討会で承認されました放鳥計画に基づき、野生下のトキの遺伝的多様性の確保等を考慮して、放鳥候補個体を選定しています。
※なお、中国から2007年に供与されたホアヤン及びイーシュイの系統にあたる個体は、13羽(599AW、602AU、617BE、622BN、635AL、646AU、650AU、653AU、660BN、662BE、706BS、708BS、714BQ)です。

2.本日の作業概要

  8:25 捕獲作業開始(野生復帰ステーション)
  8:40 野生復帰ステーション管理棟へトキを運び込み
  8:45 野生復帰ステーション管理棟内で訓練開始個体の計測作業
     個体識別のための足環装着・羽根の着色作業の実施
  10:52 順化ケージ内へリリース