野生下トキの今期最初のヒナ誕生
環境省からの発表で、新潟県佐渡市において、野生下のトキのペア1組において、今期最初のヒナが誕生しているのを確認しましたので、お知らせします。
また、本日時点での野生下のトキの営巣状況について、併せてお知らせします。営巣が確認されているペアは、当ペアも含め全体で41組、そのうち1組で育雛、39組で抱卵が確認されています。

・ヒナを確認したペアについて
(1)個体番号:No.161(2011年生まれ、7歳オス) 及び No.149(2012年生まれ、6歳メス)
No.161:第9回放鳥個体(2013年9月27日飛翔、野生復帰ステーション生まれ)
No.149:第8回放鳥個体(2013年6月7日飛翔、野生復帰ステーション生まれ)
※2015年からペアを形成しており、以降、毎年ヒナを巣立ちさせている。
(2)確認日:平成30年4月24日(火)
(3)場所:新潟県佐渡市
(4)経過:このペアは、3月14日に今期初となる営巣を、3月22日には今期初となる抱卵を確認していた。4月24日午前7時頃にモニタリングチーム(調査請負事業者職員)が巣を観察したところ、No.161(オス)がヒナに給餌する様子を確認し、その際に巣上にヒナ1羽の姿を確認した。