野生下のトキの営巣状況(6/2)

環境省からの発表で、野生下のトキの営巣状況等について、お知らせします。6月2日(金)までに、10組で巣立ちを確認し、営巣が確認されているペアは、全体で28組、そのうち21組で育雛、7組で抱卵が確認されています。

2012年~2017年の繁殖結果・繁殖状況

 営巣   ふ化 巣立ち
 形成ペア数 ヒナをふ化させた
ペア数
ふ化したヒナの
ペア数 
巣立ちさせた
ペア数
巣立ちした羽数 
2012年 18 8
2013年 24 14
2014年 35 14 36 11 31
2015年 38 12 21 16
2016年 53 25 53 19 40
2017年 65※1 35 87※2  10  23

※1現時点までに形成されたペア65組のうち
・巣立ちさせたペア10組
・営巣中のペア28組(うち21組が育雛、7組が抱卵)
・営巣・抱卵・育雛を中止したペア27組

※2 ふ化したヒナの羽数87羽のうち
・生存を確認しているヒナの羽数76羽
・死亡又は行方不明を確認しているヒナの羽数11羽

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。