放鳥トキの死亡確認(No.06)
環境省からの発表で、平成27年10月12日(月)、佐渡市内で、放鳥トキ1羽の死体が確認されました。この個体は、平成20年9がつ25日の、第1回トキ試験放鳥で放鳥されたNo.06(2006年生まれ)で、死亡原因は、猛禽類に襲われたことによるものと考えられます。放鳥トキの死体が発見されたのは、今回で16例目です。
1.死亡した個体
No.06(2006年 佐渡トキ保護センター生まれ、9歳オス、第1回放鳥)
2.死亡個体の確認場所・確認状況等
(1)確認場所:新潟県佐渡市羽茂地区
(2)確認状況:10月12日(月)午後6時30分頃、地域住民が同地区の路上でトキが死亡しているのを発見し、佐渡市トキ共生推進員に通報を行った。同推進員からの連絡を受け、同8時45分頃、環境省職員及び佐渡トキ保護センター職員が死亡個体を確認し、回収を行った。鳥インフルエンザ簡易検査は陰性であった。同個体には猛禽類に襲われ捕食されたとみられる外傷等が確認され、周囲には散乱した羽根が確認された。なお、同個体については、同日午前6時30分頃に、同地区の水田で探餌する様子をモニタリングチームが観察していた。