放鳥トキ10月の様子

■ 2014年10月中の放鳥トキの動き

■ 佐渡島内の動き
第10回放鳥で放鳥されたNo.168(3歳・オス)は個体に取り付けられている発信器の情報などにより、小佐渡・前浜地域の山中や水田などを主な生活の場にしていることが確認されていましたが、10月10日以降発信器の信号が途絶えており、位置を確認できていません。8月20日以降確認がなかったA09(2014年野生下生まれ)ですが、約2ヶ月ぶりとなる10月11日に新穂地区で確認されました。第11回放鳥の個体で9月26日に飛翔し、放鳥当日に新穂地区で確認されて以降、行方がわからなかったNo.188(2歳・オス)ですが、10月18日に両津地区で久しぶりに確認されました。9月26日~28日に飛翔した第11回放鳥の個体は、ほぼ全ての個体が新穂地区やその周辺で確認されています。マガンやコハクチョウといった冬の渡り鳥たちが佐渡島内にも現れるようになり、トキと一緒に水田で餌を探す様子も見られています。

■ 本州のトキの動き
No.4(9歳・メス)は5月下旬から10月25日時点まで石川県珠洲市で確認されています。7月12日に新潟県村上市で確認されたNo.180(1歳・メス)は、10月中頃に新発田市などで確認されたのち、10月25日に再び村上市内でサギと一緒に刈田で探餌しているようすが確認されています。

■ 生息範囲ごとの個体内訳 (11月4日時点)

羽数 オス メス 性別不明
2012年生 2014年生
新穂・両津・金井地区 93羽  50羽  43羽  6羽   14羽 
真野・畑野・佐和田地区 18羽  7羽  11羽 
羽茂地区 11羽  8羽  3羽 
本州 2羽    2羽     
居場所不明 3羽  1羽  2羽     
  66羽  61羽  6羽  14羽 
合計 147羽 

No.159が行方不明扱いとなりました。
地区別の羽数に足環のない性別不明の個体は含まれていません。

 

連絡先:トキ交流会館
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・最新のトキ情報は、環境省 佐渡自然保護官事務所 「放鳥トキ情報」ページをご覧ください。
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