【放鳥トキ7月のようす】 繁殖期が終わり、ペアから群れの行動へ
■ 2014年7月中の放鳥トキの動き
7月2日:佐渡市内の河川で野生下トキ幼鳥(2014年生まれ・A12)の死体が確認されました。 死因は分かっていせん。今年生まれの幼鳥死亡を確認したのはこれで2例目です。
7月12日:新潟県村上市内おいて6月6日に佐渡市で放鳥(第10 回)されたNo.180 (1歳 ・メス )が探餌している様子が確認されました。本州側で新たに確認されたトキは12例目となります。
野生下のトキはすでにペアを解消し、ほぼ全ての個体が群れの中で生活しています。
今年野生下で誕し巣立ちを迎えた幼鳥について、自力エサを採る様子が確認されています。
巣立ちした営木から離れたエサ場で確認さている幼鳥もいます。7月11日には 真野・畑地区の幼鳥 A10(メス)が巣から10km以上離れた新穂・両津金井地区の群れに混じっ て行動する様子も確認されいます。
6月6日に放鳥(第10 回)されたNo.168(3歳・オス)に装着している発信機の情報から 、この個体が小佐渡東部の海側を主な生活の場としているこが分かっています。この地域では放鳥を開始して以降わずかに飛来した記録があるのみで、今後の定着が期待されます。


■ 放鳥トキの写真
■ 生息範囲ごとの個体内訳 (7月28日時点)
羽数 | オス | メス | 性別不明 | ||
2012年生 | 2014年生 | ||||
新穂・両津・金井地区 | 80羽 | 46羽 | 26羽 | 4羽 | 4羽 |
真野・畑野・佐和田地区 | 31羽 | 11羽 | 9羽 | 2羽 | 10羽 |
羽茂地区 | 13羽 | 8羽 | 4羽 | 1羽 | |
本州 | 2羽 | 2羽 | |||
居場所不明 | 7羽 | 2羽 |
5羽 | ||
計 | 133羽 | 64羽 | 48羽 | 7羽 | 14羽 |
No.54 が行方不明(半年以上未確認)となりました。
今年生まれの幼鳥(A08~A22、足環なし・14羽)を今回から追加しました。
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