第11回放鳥に向けトキ訓練開始

平成26年6月24日(火)、環境省からの発表で、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにおいて、第11回目の放鳥となる平成26年9月下旬頃の放鳥に向けて、飛翔・採餌等の能力を身につけるための訓練を開始しました。24日、午前8時38分頃から訓練開始個体の18羽について、計測作業と個体識別のための足環の装着・羽根の着色等の作業を開始し、10時25分に順化ケージ内に放しました。

・訓練を開始する個体
 個体の年齢と性別

 オスメス 
2010年生まれ(4歳)  1羽  
2011年生まれ(3歳) 1羽 1羽  
2012年生まれ(2歳) 3羽 10羽  
2013年生まれ(1歳)  2羽  
小計 4羽 14羽 合計 18羽 

※ 今回は、野生下におけるトキの雌雄バランスの均衡を図るため、メスの放鳥数を多くしており、放鳥個体の遺伝的多様性を確保するため、中国から2007年に供与されたオスの華陽(ホアヤン)の子孫(孫)にあたる個体が3羽及びメスの溢水(イーシュイ)の子孫(孫)にあたる個体が2羽含まれています。また今回は、長岡市トキ分散飼育センター生まれのトキ2羽が初めて含まれます。

トキ訓練開始
作業風景
トキ訓練開始
順化ケージ内へ移送
トキ訓練開始
順化ケージ内へ放鳥