朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会フォーラム開催

 佐渡市では、平成20年から朱鷺と暮らす郷づくり認証制度を実施し、その取り組みは島内水稲作付面積の約24%となっています。 認証制度では、生物多様性保全を重視した農業として、「生きものを育む農法」を実施するほか、農家自身が多様な生きものへの視点を意識するよう年2回の生きもの調査を要件のひとつとしており、市では、6月第2日曜および8月第1日曜を「佐渡市生きもの調査の日」と宣言し、全島で取り組みが拡がるよう推進しています。 この度、認証制度の基礎となる、生物多様性保全や生きもの調査の取組みへの意識向上を目指し、「農と自然の研究所 宇根 豊様」に生きもの調査や生きもの自身の価値などについてご講演いただき、改めて生きものに目を向け、価値を再認識し、今後の取組みの更なる発展を目的に下記のとおりフォーラムを開催します。ぜひご参加ください。

日 時 : 平成26年6月29日(日) 14時00分~15時30分

会 場 : トキのむら元気館  ホール

内容及び日程
(1)開会あいさつ
       佐渡市長 甲斐 元也
(2)講演  
   農と自然の研究所 代表
   (一社)佐渡生きもの語り研究所 名誉会員 宇根 豊 様
(3)閉会 
    朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会長 寺岬 利長

○講師 宇根 豊 様プルフィール
■講演タイトル:「なぜ、人間は自然に惹かれるのか」-農の新しい役割を考える-

農薬に依存しすぎる農業に疑問を抱き、1979年稲につく虫を判別することができる「虫見板」を開発。減農薬運動を提起し、水田の農薬散布を減農薬の方向へと導いた。自然環境を形成している百姓仕事の構造を明らかにし、生きものと農業、自然環境を視野に入れた新しい農業観の形成を進めてきた。

▼お問合せ先
 佐渡市 農林水産課 生物多様性推進室 生物共生推進係
 電話:0259-63-5117