第10回トキ放鳥 訓練開始
平成26年3月7日(金)、環境省からの発表で、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにおいて、第10回目の放鳥となる平成26年6月上旬頃の放鳥に向けて、飛翔・採餌等の能力を身につけるための訓練を開始しました。本日、午前8時52分頃から訓練開始個体の19羽について、計測作業と個体識別のための足環の装着・羽根の着色等の作業を開始し、10時25分に順化ケージ内に放しました。
・訓練を開始する個体
(1) 個体の年齢と性別
オス | メス | ||
2010年生まれ(4歳) | 1羽 | ||
2011年生まれ(3歳) | 8羽 | ||
2012年生まれ(2歳) | 4羽 | ||
2013年生まれ(1歳) | 6羽 | ||
小計 | 13羽 | 6羽 | 合計 19羽 |
※ 訓練期間がトキの繁殖期に該当し、順化ケージ内での繁殖行動を避ける必要があるため、メスについては、1歳の個体のみを訓練候補個体としています。
また、放鳥個体の遺伝的多様性を確保するため、中国から2007年に供与されたオスの溢水(イーシュイ)の子孫(孫)にあたる個体が2羽含まれています。
放鳥訓練個体は当初20羽の予定でしたが、訓練候補個体としていたオス1羽については、左眼の瞬膜異常が確認されたため、訓練候補から除外し、19羽での訓練開始となりました。
(2) GPS送信器の装着について
GPS送信器については、オス2羽に装着