放鳥トキ 10月の様子

■ 10月中の放鳥トキの動き

・10月14日(月)羽茂地区の No.48 が猛禽類に襲撃され負傷しましたが、致命傷に至るまでの傷ではなかったようです。10月4日~5日頃にはねぐらにノスリが侵入する様子が確認されています。
・10月17日(木)相川地区にいた3羽(No.66,74,81)が真野・畑野地区の群れに合流していることが確認されました。
・10月19日(土)No.133 が右翼を負傷している様子が確認されましたが、その後は正常に行動しているようです。
・10月中旬に羽茂地区の群れにいた3羽が移動し、No.86が真野地区で、No.03が新穂地区で、No.79 が佐和田地区で、それぞれ確認され、群れに合流して行動しています。
・10月20日(日) No.142 のGPS 送信器が自然脱落していることが確認されました。装着後228日目での脱落確認で、自然脱落が確認されたのはNo.105,125 に続き3例目となります。
・10月27日(日)石川県羽咋市に5ヶ月近く居着いていたNo.04が、富山県黒部市に戻っていることが確認されました。
・ 9月末に放鳥された第9回放鳥個体17羽のうち13羽の生存が確認されています。

■ 10月中の放鳥トキの生息内訳(10月31日時点)

 オスメス若鳥(2012年生まれ)幼鳥(2013年生まれ)
新穂・両津・金井地区 32羽 28羽  5羽 2羽 
真野・畑野・佐和田地区6羽 7羽  1羽 2羽 
羽茂地区7羽 1羽  1羽  
本州(富山県) 1羽   
居場所不明 4羽  1羽  
 45羽  41羽 8羽 4羽 

No.109 No.117が1年以上未確認の為、死亡扱いとなりました。
※09/12/01の野生復帰専門家会合において、1年以上未確認の場合は「死亡」、半年以上1年未満未確認の場合は「行方不明」と定義されました。

羽茂地区にて刈田で探餌するNo.06
相川地区にて木にとまり休息するNo.66,74,81
羽茂地区にてあぜで探餌するNo.03
新穂地区にて刈田で探餌するトキ1羽

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