野生下トキ幼鳥の採餌確認

平成25年6月12日、環境省からの発表で、佐渡市で今年巣立ちが確認された放鳥トキの幼鳥が6月11日(火)及び12日(水)の朝に、巣立った杉林の近くでエサを食べているのが確認されました。

以下、環境省からの発表です。

1.幼鳥の採餌の初確認について

 No.67(2009年生まれ オス)、No.80(2010年生まれ メス)のペアの巣から巣立った3羽の幼鳥について、そのうちの1羽(個体番号不明)が、6月11日(火)に、1羽(No.A03、メス)が6月12日(水)に、自力でエサを取る様子が確認されました(両日とも同じ個体か別の個体かはわかりません)。
今年巣立ったトキの採餌の初確認となりますので、お知らせします。

(1)6月11日(火)の確認
 モニタリングチーム(新潟大学職員)が観察していたところ、午前4時40分から親鳥2羽と幼鳥3羽が巣のある林に隣接する水田や休耕田に降りた。そのうちの幼鳥1羽(雌雄個体番号不明)は5:20までに少なくとも2回、エサを飲み込む様子が確認された。

(2)6月12日(水)の確認
 モニタリングチーム(請負事業者職員)が観察していたところ、午前7時40分から8時09分にかけて、幼鳥1羽(A03、メス、5月27日に巣立ち)が、巣のある林に隣接する水田や休耕田に降り、近くに降りていた親鳥(雌雄不明)とともに餌を探す様子が確認された。その間、少なくとも2回、エサを飲み込む様子が確認された。うち1回はミミズを飲み込んでいた。

飛翔する幼鳥(個体番号不明)
畔で採餌する幼鳥(メスA03)