【放鳥トキ5月のまとめ】2年連続で野生下での巣立ち確認

■5月中に確認されたトキ(2013年5月末現在)
 佐渡・・・・・・・・・49羽(オス28、メス21)
2012年生まれ若鳥・・・ 8羽
 2013年生まれヒナ・・・11羽(収容4羽、死亡2羽)
 本州・・・・・・・・・ 1羽(メス1)
 計・・・・・・・・・・72羽

・行方不明(半年以上未確認)・・・9羽
・死亡(1年以上未確認含む)・・・39羽
・捕獲・・・4羽
 2009年第2回放鳥直後・・・1羽
 2010年第3回放鳥時ケガの為放鳥せず・・・1羽
 12/01/09 新穂地区で猛禽類に襲撃され保護・・・1羽
 12/01/14 新穂地区で猛禽類に襲撃され保護・・・1羽

※09/12/01の野生復帰専門家会合において、1年以上未確認の場合は「死亡」、半年以上1年未満未確認の場合は「行方不明」と定義されました。

放鳥トキの動き(2013年5月)
・野外で誕生したヒナ6羽を一時的に捕獲し、トキの足環装着等の作業が行われました。また、ヒナから採取した羽毛に付着した血液を用いたDNA分析により、性別が判定され、オス2羽(A02,A06)、メス4羽(A01,A03,A04,A05)と判明しました。兄妹ペアから誕生し、佐渡トキ保護センターに収容・飼育されている4羽のヒナはオス3羽、メス1羽と判定されました。

・2羽のヒナが誕生していた巣で、1羽(A05)がカラスに襲われ死亡しました(5/23)。また、残ったヒナ1羽(A06)は巣立ち間近の5/29 以降行方不明となっています。行方不明の前日5/28 夕に林内で激しい鳴き声を地元住民が聞いているほか、オスの親鳥No.23 が5/29 以降足をひきずっている様子が確認されていますが、ヒナが行方不明になったこととの因果関係は不明です。

・5/31までに2つの巣で4羽が巣立ちました。昨年に続き、野生下での2年連続での巣立ちとなりました。

■5月中にトキが確認された地域(目視、GPS情報含む)
佐渡島内/両津、新穂、金井、羽茂、畑野、真野、佐和田、相川、赤泊
富山県/黒部市
石川県/羽咋市

畑を歩行する幼鳥A01(左)と親鳥No.38(右)
畑を歩行する幼鳥A01

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連絡先:佐渡市トキ交流会館
電話:0120-980-551(時間8:30~17:00)※トキ目撃情報専用フリーダイヤルです
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・環境省『放鳥トキ情報』はこちらからご覧いただけます。
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