放鳥トキ足環装着結果及び営巣状況
平成25年5月14日、環境省発表の営巣・抱卵・育雛状況です。1組の再営巣・放卵が確認されました。本日現在、営巣が確認されているトキは9組、そのうち3組で育雛、6組で抱卵が確認されています。
1.足環の装着等を行ったペア
1)No.33(2008年生まれ、オス)及びNo.38(2007年生まれ、メス)
確認日 | 平成25年5月14日(火) |
場 所 | 新潟県佐渡市 |
経 過 |
6:05 5名が入林し、営巣木を捜索 |
捕獲したヒナの状況 |
体重:1,223g |
営巣環境等 |
営巣木:クロマツ |
<作業実施体制>
林内作業(5名)
作業統括(環境省職員)
ヒナ捕獲作業員(山階鳥類研究所研究員)
足環装着(佐渡トキ保護センター職員)
保定(佐渡トキ保護センター職員)
記録(新潟大学職員)
林外モニタリング(4名)
モニタリングチーム(環境省職員等)
2.再営巣・放卵を確認したペア
No.88(2009年生まれ、オス)及びNo.115(2011年生まれ、メス)
確認日 | 平成25年5月13日(月) |
場 所 | 新潟県佐渡市 |
経 過 |
このペアは、4月12日に今期2回目の営巣・抱卵を確認したが、4月2日に抱卵を中止しているのが確認されていた。 |
3.その他
1) ヒナの羽数の確認について(No.23及びNo.26)
No.23(2008年生まれ、オス)、No.26(2008年生まれ、メス)のペアについては、4月30日にヒナ1羽の姿が確認されて以降、継続してヒナ1羽の姿が確認されていたが、5月11日午前6時頃に巣の中にヒナが2羽いることをモニタリングチーム(請負事業者職員)が確認した。ヒナはある程度大きくなっており、2羽は14日の時点でふ化後18日から20日程度経過しているものと考えられ、1週間以内(日時未定)に足環の装着作業を行う予定としている。
2)卵殻の回収について(No.11及びNo.03)
5月9日に抱卵中止を確認していたNo.11(2010年生まれ、オス)及びNo.03(2010年生まれ、メス)のペアについて、巣の下を5月13日に踏査し、卵の殻2個分を回収した。有精卵と思われる痕跡は 確認できなかった。