「生物多様性学術研究発表会」開催
佐渡市では、トキの野生復帰の取組みに端を発し、生きものを育む農法をはじめ環境保全型農業への転換が図られ、その取組みは市内全域に浸透してきています。
また、生物多様性を推進するには、野生生物との共生が可能となる環境を整備する必要があります。市の自然・文化・産業等に関する学術的調査研究が重要ととらえ、奨励補助金制度を設け、この分野の学生による研究を支援しています。そこで、今年度採択された11組の大学生等による研究発表会を開催します。是非、多くの皆さまにご来場いただき、佐渡が元気なるためのノウハウやヒントを吸収し、各地域での取組みにお役立ていただきたいと思います。
日 時 : 平成25年2月17日(日曜日)13時00分~16時30分
場 所 : トキ交流会館 大ホール(新穂潟上温泉となり)
主 催 : 佐渡市 共 催 : 一般社団法人 佐渡生きもの語り研究所
入場無料、ご予約不要です。
内 容 :
(1) 新潟大学農学部 田野井 翔子
「DNAバーコーディング法を用いたトキの餌生物種の解明」
(2) 新潟大学大学院自然科学研究科 堂谷 紗希
「ネオニコチノイド系殺虫剤による水田生態系への影響と蓄積量の評価」
(3) 新潟大学大学院自然科学研究科 戸塚 聡子
「林緑植物ハナイカダの生活史戦略」
(4) 新潟大学大学院自然科学研究科 長島 崇史
「佐渡島の多雪環境下の天然スギ林におけるDNAマーカーを用いたクローン構造の解明」
(5) 新潟大学理学部付属臨海実験所 西山 真樹
「佐渡の海洋生物の関する調査と海洋教育普及活動」
(6) 京都大学大学院農学研究科 坂田 ゆず
「シカの過採食圧による森林の下層植生衰退が開花植物群集の繁殖成功に与える影響」
(7) 神戸大学大学院農学研究科 徳本 順子
「ネオニコチノイド系農薬がトキの繁殖能力に及ぼす影響の基礎的評価」
(8) 徳島大学大学院先端技術科学教育部 竹川 有哉
「圃場整備水田域の水路網における魚類の生息場改善の提案」
(9) 東京工科大学応用生物学部 中込 篤志
「田んぼ、ビオトープに生息する生物の調査と農業についての考察」
(10) 東京工科大学メディア学部 本田 裕也
「佐渡が若者を変える ~ソーシャルメディアを活用した若者の佐渡への共感度調査~」
(11) 東京工科大学コンピューターサイエンス学部 浅見 駿太郎
「情報端末を活用した佐渡魅力案内」