第7回放鳥に向けた野生復帰ステーション順化ケージでのトキの訓練が開始されました。
平成24年6月20日(水)環境省からの発表で、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにおいて、第7回目の放鳥となる2012年9月下旬頃の放鳥に向けて、19羽のトキについて飛翔・採餌等の能力を身につけるための訓練を開始しました。
本日午前9時頃から20羽の訓練候補個体について、計測作業と個体識別のための足環の装着・羽根の着色等の作業を開始し、10時46分に順化ケージ内に放しました。
11時07分に、地上に伏臥していた2010年生まれの個体1羽(メス2歳)を収容したため、19羽で訓練を開始しました。
監視カメラの録画画像によって、収容した1羽は10時54分に飛翔して順化ケージ内のネットに衝突し、地上に落下したことが確認されました。外傷は確認されていないものの立ち上がれない状態のため、当面訓練の再開を見合わせ、経過観察をしていくこととしています。