中国から供与されたトキから生まれた8羽のトキが中国へ返還されます。
平成23年12月10日(土)に中国から供与されたトキから生まれた8羽のトキが中国へ返還されます。
以下、環境省からの発表です。
日中政府の合意により中国に返還することとなっている8羽のトキについては、平成23年12月10日(土)に新潟空港より中国に向けて出発することとなりましたのでお知らせします。
また、これらのトキの引渡しのため、張 喆 中国国家林業局国際合作司主任科員を団長(予定)とする7名の中国側代表団が訪日し、平成23年12月10日(土)に新潟空港で引渡し署名を行う予定です。
1.経緯
(1)環境省と中国政府・国家林業局の間の覚書により、中国から供与されたトキから
生まれた個体の所有権は次のとおり帰属することとなっています。
美美(メイメイ)(メス、12歳)・・・偶数子は日本側、奇数子は中国側
華陽(ホワヤン)(オス、8歳)・・・・奇数子は日本側、偶数子は中国側
溢水(イーシュイ)(メス、8歳)・・・偶数子は日本側、奇数子は中国側
(2)中国政府との調整により、2010、2011年に美美、華陽、溢水から生まれ
た個体のうち8羽を平成23年12月10日(土)に中国へ返還することを決定
した(5回目。前回(4回目)は平成21年11月28日に10羽を返還)。
(3)トキの移送に先立ち、鳥インフルエンザなど感染症の検査を行うため、佐渡トキ
保護センターにおいて平成23年9月29日(木)からトキの隔離検疫を開始。
現在、隔離検疫を継続しているところです。
2.トキの移送日程
12月10日(土)
5:30 両津港発(佐渡汽船フェリー)
8:00 新潟港着
11:30 トキ受け入れ証明署名式
14:00 新潟空港発
17:00 上海浦東空港着
3.中国へ返還する8羽のトキ
2010年生(1才)5羽(オス3羽、メス2羽)
2011年生(0才)3羽(オス3羽)
4.中国側代表団
張 喆(ジャン ジャー)・・・・・国家林業局国際合作司 主任科員 (団長・予定)
李 林海(リィ リンハイ)・・・・国家林業局野生動植物保護司 助理研究員
朱 桂寿(ジョウ グイショウ)・・浙江省野生動植物保護管理総ステーション 副研究員
葛 雲法(グァ ユウンファ)・・・浙江大学生命科学学院 実験師
鐘 凌(ジョン リィン)・・・・・陝西省自然保護区及び野生動物管理ステーション 副研究員
ジャイ 天慶(ジャイ ティエンチン)・陝西漢中朱鷺国家級自然保護区管理局 副局長
何 永強(ファー ヨンチァン)・・浙江省出入境検験検疫局 副主任
<参考>過去の中国へのトキ返還について
・1回目 平成14年3月6日 平成13年生まれ 2羽
・2回目 平成15年4月16日 平成14年生まれ 3羽
・3回目 平成19年11月20日 平成15~19年生まれ 13羽
・4回目 平成21年11月28日 平成20、21年生まれ 10羽