ビタミン欠乏と見られる症状で収容していたトキの訓練が再開されました。
ビタミン欠乏と見られる症状で収容していたトキの訓練が再開されました。
平成23年3月2日(水) に佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション順化ケージにて訓練中のトキ1羽にビタミン欠乏の症状が見られた為、 収容ケージに移動し経過観察を行っていたトキ1羽を、3月4日(金)に再び順化ケージに移動し訓練を再開しました。
以下、環境省発表文です。
1. 概要
3月に予定されている第4回放鳥に向けて、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージで野生復帰訓練中のトキについて、 ビタミン欠乏と見られる症状が出たため、3月2日(水)にビタミン剤を投与したうえで収容ケージに収容し、経過観察をしていました。
症状はすぐに回復し、以後異常が認められないため、3月4日(金)13時18分に順化ケージに移動し、野生復帰訓練を再開しました。
2. 訓練を再開した個体
No.64(2008年生まれ オス)3月2日 収容
訓練再開により、順化ケージ内のトキは18羽となりました。この18羽について、3月10日(木)から実施する第4回放鳥において、 順化ケージから放鳥する予定。
参考:放鳥トキの年齢の数え方
野生復帰専門家会合における検討を経て、今後の放鳥トキの年齢の数え方については、3月3日(木) より下記の取り扱いに変更することとなりました(これまでは人間同様誕生日に年齢を加算)。
これにより、今回のNo.64については、現在3歳として扱います。
○放鳥個体は、原則として「○年生まれ」と表記します。
○年齢を記載する場合は、生まれた年を0歳とし、毎年1月1日に全ての個体が1歳年を重ねる数え方とします。