新たに放鳥トキの営巣、産卵が確認されました。
平成23年3月30日、環境省からの発表で放鳥トキについて、佐渡島内で新たに1ペアが営巣を開始したと考えかれ、 3月30日時点で、佐渡島内で現在5ペアの営巣が確認されました。また、営巣しているつがいのうち、新たに1ペアが産卵したと考えられており、現在産卵したと考えられているトキが2ペアとなりました。
1.本年5例目の放鳥トキの営巣確認について
確認日:平成23年3月28日(月)
場所:新潟県佐渡市
確認の経過:
3月上旬 他の数羽の個体と一緒に行動していたが、スギの林を中心に2羽で行動することが増えてきた。
3月28日(月)モニタリングチームが、スギの木に2羽で頻繁に枝を運び込んでいる様子を確認したことから、営巣を開始したものと判断。
2.抱卵を開始していると思われる放鳥トキの確認について(本年2例目)
産卵したと思われる時期:平成23年3月22日(火)頃
場所:新潟県佐渡市
確認の経過:
3月8日(火)この頃から営巣を開始していることを確認。その後継続的に観察を実施
3月20日(日)擬交尾・交尾が1日に14回確認され、2羽同時に水田で餌を探すのも確認される。
3月22日(火)ほとんどの時間、2羽が交代で巣にいるのを確認
3月27日(日)引き続き交代で巣にいる状況が確認されていることから、22日(火)頃から抱卵を開始していた可能性が高いものと断定。