放鳥トキの営巣確認について
放鳥トキの営巣確認について
新潟県佐渡市において、3月8日(火)頃から放鳥トキのペアが営巣を開始していることが確認されました。
以後、環境省発表です。
確認日:平成23年3月8日(火)頃から
場所:新潟県佐渡市
確認の過程
2月22日(火)2羽が松林の中で行動を共にするのを確認しました。
3月8日(火)2羽で上記の松林の中にいる際、オスが地上と樹上を数回往復して枝を運んでいる様子を確認、以後、14日(月) まで継続的に行動を観察。
3月16日(火)モニタリングチームが2羽が離れた餌場に降りている間に松林の中に入り、トキのものと思われる巣を確認しました。
営巣の状況
平地の松林の中にある高さ13m程度の松の木に営巣しています。地上から巣の高さは約10m程度。 トキに影響を与えずにトキの行動を観察できると考えられる位置からは、巣が見えないため、トキが巣にいる状態で、 巣を確認することはできません。
その他のトキの繁殖に関する状況
ペア1:2月23日(水)より営巣を開始した可能性が高いと考えられるが、密な林に覆われて巣自体は確認できないため、 詳しい状況は不明。今後も巣の確認は困難です。
ペア2:3月9日(水)頃から営巣を開始している。その後も枝運び巣にかける行動などが観察されています。
このほか、2組程度のトキが、一緒に過ごす時間が長く、今後ペアを形成する可能性があると考えられます。