1組の放鳥トキのペアの抱卵中止が確認されました。

平成24年4月4日(水)環境省からの発表で、佐渡市においてこれまでに抱卵が確認されていたトキのうち、1組のペアが抱卵を中止したことが確認されました。昨日からの暴風の影響によるものと考えられるとのことです。
現時点で営巣が確認されているペアは7組、抱卵が確認されているペアはそのうち5組となりました。

以下、環境省からの発表です。

1.抱卵中止・抱卵中断を確認したペア

(1)抱卵の中止
営巣ペア:(2009年生まれ、オス)及び(2010年生まれ、メス)
確認日:平成24年4月4日(水)
営巣場所:新潟県佐渡市
確認の経過:3月19日(月)に営巣を確認し、3月24日(金)に抱卵開始を確認していたが、4月4日(水)午前6時10分頃にモニタリングチーム(ボランティアの市民)が巣を観察したところ、抱卵を中止し巣を空けていることが確認された。その後、7時20分から8時40分までに1羽が巣の周辺にとどまっていたが、抱卵を再開する様子は見られなかった。このため、午前11時頃から巣の周辺の踏査と測管(ポール)を用いた巣内の撮影を行い、巣の下の地上で卵の殻4個分を回収した。抱卵の中止・卵の落下は、主に昨日からの暴風の影響によるものと考えられる。

(2)一時的な抱卵の中断
営巣ペア:(2009年生まれ、オス)及び(2007年生まれ、メス)
確認日:平成24年4月4日(水)
営巣場所:新潟県佐渡市
確認の経過:3月27日(火)に営巣を確認し、4月2日(月)に抱卵開始を確認していたが、4月4日(水)午前6時20分頃にモニタリングチーム(環境省職員)が巣を観察したところ、その時点ですでに抱卵を中止し巣を空けていることが確認された。その後、午前10時頃に1羽(個体不明)が巣に戻り抱卵を再開した。一時的な抱卵中断は、昨日からの暴風の影響による可能性が高いと考えられる。

【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。