新たに1組の放鳥トキの営巣と営巣中のペア2組の抱卵が確認されました。

平成24年4月2日(月)環境省からの発表で、佐渡市において、新たにトキのペア1組が営巣を開始し、これまでに営巣が確認されていたペア2組が新たに抱卵を開始していることが確認されました。
現時点で営巣が確認されているペアは8組、抱卵が確認されているペアはそのうち6組となりました。

以下、環境省からの発表です。

1.新たな営巣確認について
営巣ペア:(2007年生まれ、オス)及び(2009年生まれ、メス)
営巣確認日:平成24年4月2日(月)
営巣場所:新潟県佐渡市
確認の経過:4月2日(月)12時30分頃に、同ペアが頻繁に行動している杉林で、杉の枝に巣材がある程度積み上がっているのをモニタリングチーム(環境省職員)が確認し、営巣を開始していると判断した。巣を造った木は、昨年の同ペアの営巣木と同じと考えられる。

2.新たな抱卵確認について
(1)
営巣ペア:(2006年生まれ、オス)及び(2008年生まれ、メス)
抱卵確認日:平成24年4月2日(月)
営巣場所:新潟県佐渡市
確認の経過:3月23日(金)に杉林で営巣を開始しているのを確認し、同日中に営巣木の隣の木に小型カメラを設置したペアで、4月2日(月)の朝、監視カメラのモニターで1羽が巣に座り込んでいるのをモニタリングチーム(請負事業者)が確認した。回収した映像を再生して確認したところ、4月1日(日)夕方にも巣に座り込む様子が確認されたため、4月1日に産卵をし、抱卵を開始した可能性が高いと判断した。なお、画質が粗いため、抱卵個体の特定や産卵行動自体の確認はできなかった。


抱卵中の放鳥トキ(オス、メス不明)
(2)
営巣ペア:(2009年生まれ、オス)(2007年生まれ、メス)
抱卵確認日:平成24年4月2日(月)
営巣場所:新潟県佐渡市
確認の経過:3月27日(火)に松林で営巣を開始しているのを確認したペアで、4月2日(月)午前5時50分頃から、2羽が交代しながら巣に座り込むのをモニタリングチーム(請負事業者)が目視で確認したため、今朝の時点で抱卵を開始しているものと判断した。

抱卵中のオス

【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。