放鳥トキの2例目の営巣確認及び巣の下で割れた卵殻が確認されました。

平成24年3月16日(金)環境省からの発表で本年2例目の営巣が確認され、巣の下で割れた卵殻1つが回収されました。


本年2例目の営巣が確認されたペアの巣


(巣の下で回収された卵殻の一部)

以下、環境省からの発表です。

1.営巣個体:(2009年生まれ、オス)及び(2010年生まれ、メス)
 ※2羽ともに、2011年3月に実施した第4回放鳥の個体(新規ペア)です。

2.確認日:平成24年3月16日(金)

3.場所:新潟県佐渡市

4.状況:
 2羽は2月20日頃から2羽で行動するのが確認されており、3月3日(土)以降は、平野部の杉の屋敷林の林内に枝を運ぶのが複数回観察されていました。
 林の外部から林内での行動を観察するのが難しい場所であったため、本日3月16日(金)11時10分頃、2羽が林から飛び去るのを待って、環境省職員等が状況を確認するため杉林の林内に入ったところ、11時15分頃、杉の木の高さ十数メートルの枝の付け根に巣材がある程度積み重なっているのを確認しました。
 また、巣の下に卵1個分の殻(合計2片)が落ちていたため回収しました。卵殻には、内容物がまだ湿った状態で付着しており、巣から落下して間もないものと考えられます。卵が巣から落下した理由は不明ですが、巣の完成度が低いことから、産卵して間もなく落下した可能性があります。

5.その他のトキの繁殖に関する状況:
先週報道発表されたペア(3月12日(月)営巣開始)は、産卵は確認されていません。

 現在、佐渡島内には40羽以上の放鳥トキが生息していると考えられており、このほかに、10組を超えるトキが特定のエリアを中心に雄雌2羽で行動する様子が確認されており、順次、営巣ペアが確認される可能性があります。

 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。