野生下のトキの営巣状況等について(6月15日発表)

6月15日時点での野生下のトキの営巣状況等について、お知らせします。
営巣が確認されているペアは30組、そのうち20組で巣立ち、6組で育雛、3組で抱卵が確認されています。また、野生生まれ同士のペアは、30組のうちの4組となります。
なお、第1回放鳥個体のうち、唯一生存しておりますNo.11が、平成26年以来、4年ぶりにヒナをふ化させましたのであわせてお知らせ致します。

No.11(オス)/足環なしペア(メス)のふ化確認について
 第1回放鳥個体のうち、唯一生存しておりますNo.11が、平成26年以来、4年ぶりにヒナをふ化させました。放鳥後の10年を生き抜き、全般的に厳しい結果となっております本繁殖期において、放鳥から10周年となる記念すべき年に野生下で確認されている最高齢のトキとして、久しぶりにヒナをふ化させたことは特筆すべき事項であると考え、本報道発表において特記させて頂きました。なお、1羽確認しておりますヒナについては、昨日、足環装着作業を行い、No.B66として標識を行ったところです。No.B66が無事に巣立ちを迎えてくれること(すなわちNo.11の初の繁殖成功)をモニタリングチーム一同期待しつつ、引き続き、注視していく所存です。
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給餌する足環のない個体とヒナ1羽(No.11、足環なしペア)

【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。