野生下のトキの今期最初の巣立ちが確認されました。

環境省からの発表で、新潟県佐渡市において、本日、5月28日にヒナを確認していた野生下のトキのペアにおいて、今期最初の巣立ちが確認されました。
また、本日時点で営巣が確認されているペアは、当ペアも含め全体で30組、そのうち3組で巣立ち、20組で育雛、7組で抱卵が確認されています。なお、野生生まれ同士のペアは、30組のうちの3組となります。

20180528_巣立ちした#B41およびB42
巣立ちした#B41およびB42(No.161、No.149ペア)

巣立ちを確認したペアについて
(1)個体番号:No.161(2011年生まれ、7歳オス) 及び No.149(2012年生まれ、6歳メス)
No.161:第9回放鳥個体(2013年9月27日飛翔、野生復帰ステーション生まれ)
No.149:第8回放鳥個体(2013年6月7日飛翔、野生復帰ステーション生まれ)
※2015年からペアを形成しており、以降、毎年ヒナを巣立ちさせている。
※今期の初営巣、初抱卵、初ふ化を確認してきているペア。
(2)確認日:平成30年5月28日(月)
(3)場 所:新潟県佐渡市
(4)経 過:このペアは、3月14日に今期初となる営巣を、3月22日には今期初となる抱卵を、4月24日には今期初となるふ化を確認していた。ヒナの数は、4月24日時点で1羽、4月26日時点で2羽、5月5日に3羽確認しており、5月16日に今期初となる足環装着作業を実施し、3羽に足環装着(No.B41,42,43)を行っていた。
本日、モニタリングチーム(調査請負事業者職員)が巣の様子をモニタリングしたところ、6時2分頃に2羽(No.B41,42)のヒナが巣の近くの枝に両脚で留まる様子が確認されたことから、2羽が巣立ちをしたと判断した。なお残るヒナ1羽(No.B43)は、巣内におり今後、巣立ちを迎えることが期待される。
  
※本日のモニタリングにおいて、No.50/114ペア及びNo.172/NRペアでも各ヒナ1羽が巣立ちしていることを確認しています。

【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。