できることいろいろ

みんなの力で野生復帰を

 

エサ場づくり

トキは、毎日体重の10分の1のエサを食べます。トキの体重は成鳥で2kgぐらい。だから毎日200gのドジョウやカエル、サワガニ、バッタなどを食べます。2015年に60羽のトキが暮らせる佐渡にしたいと思っています。

60羽だと、0.2kgx60羽=毎日12kg。ドジョウだけで計算すると、毎日10000匹も必要です。

昔は、水の多い田んぼや小さな溜池(ためいけ)がたくさんありました。トキのエサの、ドジョウやタニシ、カエル、サワガニ、バッタがたくさんいました。今の日本ではトキがたっぷり食べるだけのエサは自然の中にありません。だから、人間がトキのエサ場をつくってエサを増やす必要があります。

エサ場は、田んぼやビオトープです。農家の人たちがトキのエサが減らないような農業の技術にとりくんでいます。冬にエサのドジョウが生きられるよう冬場も田んぼに水を張ったり、山の上で荒れてしまった田んぼをよみがえらせたりしています。

ボランティアの人たちも、農家の手伝いをしたり、休んでいる田んぼを借りてエサがたくさん育つようなビオトープをつくったりしています。

森を守る、育てる

トキは、森の中の高い木の上に巣をつくります。遠くが見えるから安心するのです。ところが、トキが巣をつくる、松やクリ、ドングリの木が、少なくなっています。森を守り、育てることが必要です。

手入れしなくなった森は、すぐに荒れていきます。だから、枝を切り落としたり、下草を刈り取ったり、植林をするボランティアが、林業専門家や研究者に教わりながら、はたらいています。冬は雪におおわれるので、春から秋まで、夏の暑いときもがんばっています。

佐渡の小中学校や全国の小中学校、高校、大学のみなさんも、ボランティアや体験学習、修学旅行などの機会を利用して、ビオトープ作り、エサ場作りや植林などの活動をしています。

私たちができること

野生のトキは、田んぼや小川、家の近くに飛んでくるかもしれません。でも、人間がおどかしたりすると、トキも人間を恐れるようになります。トキが安心して暮らせるようにするためには、佐渡の農家や佐渡で暮らす人たちが、トキといっしょに生きることを決心しなければなりません。

また、トキを見に来る観光客の人たちや、トキのエサ場や森を守り育てるボランティアの人たちの協力もかかせません。みなさんも、ぜひ、トキと人間がいっしょに安心して暮らせるよう、手伝ってください。

トキと佐渡のことを学ぶ

トキはどうして少なくなったのか、どうやったらトキと人が共に暮らせる自然をとりもどせるのか、そのことを考えてください。トキを野生にかえすために、どんな人たちが、どんな活動をしているのかを見て、知って、話を聞いてください。図書館やインターネットで調べたり、佐渡でトキ博士に話を聞き、トキを実際に見て、「トキ学習」をしてください。佐渡トキ交流会館やトキの森公園には、トキについての資料やビデオがあります。

ボランティア活動に参加したり、体験学習する

佐渡では、1年間を通じて、いろんな地区や活動団体が、様々なとりくみをしています。環境にやさしい田んぼづくり、ビオトープづくり、植林、下草刈り、体験学習、生きもの調査など、子どもから大人までいろんなボランティア活動があります。(カマやノコギリを使うので、指導者といっしょに安全に気をつけながらやりましょう)

ボランティアリーダーになる

トキのことや森のこと、田んぼや動物、植物のことをたくさん勉強して、ビオトープの作り方や森の手入れの方法をいっしょに活動しながら教えるのがボランティアリーダーです。佐渡ではたくさんの市民グループや農業グループなどがボランティア活動を行っています。いろんなボランティア活動に参加して、ぜひ、ボランティアリーダーになってください。

食べるだけでもボランティア

ドジョウをたくさん育てるために、農薬を減らしたり、田んぼの一部をドジョウのために稲を植えなかったりする農家もいます。そういうお米を買って食べるだけでも、ボランティアになります。お米だけでなく、環境を守る農家がつくる野菜や果物を選んで買ってください。

 

朱鷺CSR

(Corporate Social Responsibility ・ Citizen Social Responsibility)

 

トキは、水田などのドジョウ、カエル、昆虫などを餌として、稲作文化を中心とする日本人の生活に深く関わってきました。しかしながら、明治時代以降の乱獲により生息数が激減し、さらに里地・里山における餌生物の生息環境の悪化など、人間活動による影響を強く受け、最後の日本産トキである「キン」が2003年に死亡したことにより、日本産トキは絶滅しました。

一方で、佐渡トキ保護センターでは、1999年に中国から贈呈されたトキのペアによる繁殖に成功し、飼育下での繁殖が順調に進みました。2008年、念願の10羽のトキの試験放鳥が実現しました。2009年には19羽、2010年には13羽のトキが放鳥されました。環境省は、関係機関と地域の方々との議論を経て環境再生ビジョンを策定し、2015年までに小佐渡東部に60羽のトキを定着させる目標を掲げています。

佐渡市では、「人とトキが共生できる社会」の実現のために、市民、NPO、企業、大学、行政が協働して、生息環境整備としての認証米、ビオトープ整備、トキの森整備、トキ保護活動普及啓発等、トキの野生復帰の取り組みを推進しております。

皆様方のお力がトキの野生復帰につながります。ぜひご参加ください。

 

 

Example 1 佐渡市トキ保護募金

・トキの森公園の入館料や商品(朱鷺と暮らす郷認証米等)の販売を通して、売り上げの一部を寄附する仕組み。

 

Example 2 環境再生への市民・都市住民の参加

・ビオトープの整備、生きもの調査、無農薬田んぼ農作業、森の下草刈、間伐作業への市民・都市住民の参加

 

Example 3 企業の直接支援による再生

・企業の森(寄付金による森林整備。社名を冠した森の再生拠点の整備)

・企業のビオトープ(企業の手によるトキの餌場となるビオトープづくり)

・企業の生きもの田んぼ(収穫された生物多用性米での社会貢献。社員食堂での使用)

 

Example 4 環境を通じての交流

・交流拠点の整備

トキ交流会館等を拠点とした、環境を学ぶ研究拠点の整備、拡充

・研修会等の実施

トキ再生講話、ビオトープづくり、生物多様性農業研修等への参加

 

Example 5 NPO、学校などの環境教育への支援

・子どもたちの環境教育での佐渡をフィールドとした活動への支援

・佐渡と都市の子どもの交流、トキを守る環境と食の体験教育を実施

 

〒952-1292 新潟県佐渡市千種232

佐渡市役所 農林水産課

TEL 0259-63-3111(代表)

URL http://www.city.sado.niigata.jp

 

【CSR 「朱鷺と暮らす郷」米参加方法】

「朱鷺と暮らす郷」米は、売り上げの一部を佐渡市トキ保護募金に寄付しています。「朱鷺と暮らす郷」米の田んぼは、トキの餌場となるだけではなく、多くの生きものを育んでいます。皆様方よりこの米をご購入いただくことで、トキの餌場確保とともに多くの生きものを育みます。

 

(お問い合わせ先) 佐渡市農林水産課生物多様性推進室

〒952-1292 新潟県佐渡市千種232

TEL:0259-63-3761 FAX:0259-63-5127

 

 

【CSR トキビオトープ参加方法】

ビオトープの維持管理は多くの労力が必要なため、島外から大学・企業等の受け入れを実施しています。

佐渡では、1年間を通じて、いろいろな地区や活動団体が、様々な取り組みをしています。環境に優しい田んぼづくり、ビオトープづくり、植林、下草刈り、体験学習、生きもの調査など、子どもから大人までいろんなボランティア活動があります。

【企業のメリット】

社会貢献企業・環境問題に積極的に取組む企業として自らの活動を自由に広報することが可能です。「○○○○会社はトキの餌場づくりに貢献しています。」

 

(お問い合せ先) トキ交流会館

〒952-0103 新潟県佐渡市新穂潟上1101-1

TEL:0259-24-6040 FAX:0259-24-6041

 

 

【CSR トキのすむ佐渡の森づくり参加方法】

~「企業の森」で始めませんか、新しい環境貢献~

低炭素、トキのねぐらやヒナを育てることが出来るトキのすむ佐渡の森づくりの参加企業を募集しています。

地球温暖化が近年おおきな環境問題として取り上げられています。森は私たちが生活する上で発生させる二酸化炭素(CO2)を吸収してくれます。そして生きる上で欠かせない酸素を生み、土をつくり、水を育みさまざまな公益的機能を担っています。

この佐渡の森を活力ある、トキの棲む森として未来へ引継ぐため企業の皆様からの企業の森づくりへの参加をお待ちしています。

 

事業の内容

佐渡市は、森づくりのためのフィールドの提供、森づくり計画の立案、実施をします。

活動内容の例

スギ、ヒノキ人工林は間伐、枝打ちなどの保育作業を行います。

枯れ木等、成長の悪い木は取り除きます。

トキの営巣木となる木を保全します。

森林づくりイベントとして植樹祭等を開催します。

企業のメリット 佐渡の森づくり事業でできること

①案内看板の設置ができます。

②社会貢献企業・環境問題に積極的に取組む企業として自らの活動を

自由に広報することが可能です。

「○○○○会社は佐渡のトキのすむ森づくりに貢献しています。」

③市のホームページや市報さどに活動のようすが掲載されます。

④「森づくり証明書」を交付します。

 

(お問い合わせ先) 佐渡市環境対策課

〒952-1292 新潟県佐渡市千種232

TEL:0259-63-3113 FAX:0259-63-3300

 

【CSR エコツアー参加方法】

佐渡では「人とトキ」が共生できる社会を目指して様々な取り組みを実施しています。エコツアーにご参加いただき、佐渡の自然・佐渡の大空を羽ばたくトキとともに、佐渡の人々の取り組みをご覧ください。

 

(お問い合わせ先) 佐渡観光協会

〒952-0014  新潟県佐渡市両津湊353(佐渡汽船両津港ターミナル内)

TEL:0259-27-5000 FAX:0259-23-5030

 

1 ホテル・旅行会社で募金専用プランを販売しています。

 

2 トキガイド

佐渡市トキガイドは、佐渡市認定のトキ専門ボランティアガイドです。お客様と一緒にトキ関連施設やトキ放鳥現場をめぐり、トキについての説明やトキ観察のマナー、トキと人が共にくらすための佐渡の取り組みを解説します。

ご利用方法

【利用日】希望日の1カ月前までに要予約

【基本コース】所要時間は2時間程度。次のコースを歩きます。

トキの森公園~(車移動)~野生復帰ステーション観察棟~トキ試験放鳥現場~トキ交流会館

【料金】ガイド1名につき2,500円(基本2時間・1間延長1,000円)

【案内可能人数】ガイド1名につき10名程度

 

3 トキの森公園

トキの森公園はトキの野生復帰に向けて、これまでの取組経過やトキに関する資料を多数展示し、4ヘクタールの敷地内にはさまざまな野鳥が訪れ自然観察や環境学習など、人と自然の共生できる環境づくりに努めています。

トキの森公園のトキ資料展示館の入館料は、環境保全協力費として全額トキ保護募金に入り、トキの野生復帰に使われます。

〒952-0101 新潟県佐渡市新穂長畝383-2

TEL:0259-22-4123

開館時間 午前8時半~午後5時

休館日  毎週月曜日(3月から11月までは無休)、年末、年始

協力費  大人:1人200円  小人:1人100円