放鳥トキの保護・収容・死亡について

環境省からの発表で、平成29年4月10日(月)午前10時40分頃、放鳥トキ1羽を保護し、野生復帰ステーションに収容しましたが、昨日、死亡したためお知らせします。この個体は、平成26年6月6日に新潟県佐渡市で放鳥(第10回)されたNo.169(2011年生まれ)です。
放鳥トキの保護・収容を行ったのは、今回で4例目です。

1.保護・収容した個体
No.169(2011年 佐渡トキ保護センター生まれ、6歳オス、第10回放鳥)

2.保護・収容した場所・状況等
(1)保護・収容した場所:新潟県佐渡市金井地区(周囲に集落及び雑木林が見られる水田脇の側溝)
(2)保護・収容の状況:4月10日(月)午前10時20分頃、地域住民が同地区の水田脇の側溝に同個体がいるのを発見。羽をばたつかせていたものの側溝から出られない様子であったため、地域住民より佐渡自然保護官事務所に連絡があった。同日午前10時40分頃、環境省職員及び佐渡トキ保護センター職員が現場に到着した。同個体は側溝にうつ伏せではまり込み動かなくなっていたため保護し、鳥インフルエンザの検査後(結果:陰性)、野生復帰ステーションに収容した。
なお、同個体については4月9日にモニタリングチーム(市民ボランティア)が観察を行っており、通常通り採餌行動を行っていたことが確認されている。

3.経過
同個体を保護・収容した際には濡れた状態で衰弱しており、体温の回復に努めたが、4月10日午後1時30分頃に死亡が確認された。

4.死亡原因
死亡個体の解剖を4月11日(火)に行ったところ、肺に水がたまった状態が確認され、溺死の可能性が考えられるが、死亡に至った直接の原因は不明である。