野生下のトキの羽色の変化が確認されました。

環境省からの発表で、本日(12月9日)までに、野生下のトキの3羽程度について、繁殖期に近づくと現れる羽色の変化が確認されました。

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着色したNo.180(2013年生まれメス)

羽色の変化の状況等
 佐渡島内に約210羽あまりが生息している野生下のトキのうち3羽程度について、繁殖期に近づくと現れる羽色の変化を確認しました。
早い個体で11月下旬頃から首元に色がつきはじめ、個体ごとに着色の範囲・濃淡の差はあるものの、現在までに3羽程度について首回りから背中にかけて灰色に着色が始まっていることをモニタリングチームが確認しています。これは繁殖期が近づいたトキに特徴的に見られる現象で、今後さらに色の濃さを増していくものであり、他の個体についても2月頃にかけて順次着色していくことになります。

トキの羽根の着色について
 トキは繁殖期が近づくと首のあたりの黒い皮膚が厚くなり、粉状になってはがれ落ちる。これを水浴びの後にこすりつけることにより、頭から背中にかけて羽根の色が黒く変化する。黒くなった羽根は、トキが繁殖可能な状態であることを表すとともに、巣で卵を抱く際の保護色の役目を果たすとも考えられている。着色した羽根は「生殖羽」と呼ばれる。