野生下での今季最初の営巣が確認されました。

平成28年3月10日(木)環境省からの発表で、野生下で今季最初のトキのペアの営巣が確認されました。

20160310_#98,156ペア
2羽で巣を整える(No.98、No156ペア)

1 営巣を確認したペアについて
(1)個体番号:No.98(2010年生まれ、オス) 及び No.156(2011年生まれ、メス)
No.98:第5回放鳥個体(2011年9月27日飛翔)
No.156:第9回放鳥個体(2013年9月27日飛翔)
(2)確認日:平成28年3月10日(木)
(3)場 所:新潟県佐渡市
(4)状 況:
この2羽は、昨年の繁殖期にペアを形成し、1羽を巣立たせたペアである。
2月上旬頃から昨年の営巣場所付近で行動する様子が確認され、中旬頃から擬交尾や枝を運ぶ様子が観察されていたため、注意して観察を継続していた。3月10日午前6時頃に、モニタリングチームが観察したところ、昨年に営巣したスギの同一の場所において2羽で巣造りする様子が見られ、巣材がある程度積み重なっていたことから、営巣を開始したものと判断した。
営巣場所は、集落に隣接する杉林で、巣は地上から約13メートル程度の高さに造られている。

2 その他の個体の状況
 現在、佐渡島内においては、放鳥トキ110羽、野生下生まれのトキ41羽あまりが生息しているとみられ、そのうち、繁殖可能な年齢(2歳以上)の個体は、雌雄ともに約60羽(足環のない個体を除く)程度となっている。
現時点においては、40~50組程度のトキが、特定のエリアを中心にペアで行動する様子が観察されており、今後順次、営巣が確認されるものと見込まれる。

 【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。