田んぼの生きもの調査

田んぼの生きもの調査

 朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会では、朱鷺と暮らす郷づくり認証制度の発足から生物多様性米への取り組みを進めています。多様な生きものが生息しトキの餌場となる生物多様性の取り組みは食の安全・安心を求める消費者ニーズに応える佐渡米の生産となり、佐渡米の環境ブランド化への取り組みに不可欠となっています。
 トキをシンボルとした安全・安心な農業と環境の結びつきを生きものの豊かさで証明する「田んぼの生きもの調査、年2回実施」を認証制度の要件に追加し、生きものと共に、佐渡の自然環境、人、安心・安全、優しさを発信していきます。

●調査時期(年2回必ず実施してください。)

 「6月第2日曜日」、「8月第1日曜日」を『佐渡市生きもの調査の日』に設定します。生きもの調査の日またはその前後に、集落単位または個人等で調査を実施しましょう。

 一人で行うよりもグループ等で調査した方が楽しくより多くの生きものを見つけられます。みんなで楽しく行うことが、生きもの調査がうまくできるコツです。

●調査の進め方

この調査では、生きものの匹数より種類の量を調査するようにしましょう。

 ●調査道具 (お近くのホームセンターなどで購入できます。)

・金魚網:生きものを採取するために使用します.
・捕獲ケース:捕まえた生きものを入れておけるので便利です。
・タモ網:江や水路の生きものを採取するために使用します。
・バット:捕獲した生きものを観察するのに便利です。
・生きもの図鑑:田んぼには多くの種類の生きものがいます。生きものの生態や種類など、写真やイラストで紹介された図鑑等が非常に便利です。

購入をご希望の方は佐渡市までお問合せください。

 ●生きもの調査の実施方法

  グループで調査を行なう場合は、一人が記録係になって調べましょう。生きものを見つけたら、記録係や他の人にも見せて、みんなで生きものの名前を調べてみましょう。

 

調査方法1 水田畦畔見歩き調査

・畦際の稲を見る

田んぼの畦際の稲をゆっくり見ながら調べます。

畦を一周歩いてみましょう。

・田んぼ全体と稲の上空を見る

ツバメやスズメなどの飛ぶ鳥を調べます。

・畦を見る

畦にいるカエルなどの生きものを調査します。

 

調査方法2 水田内ラインセンサス

・田んぼの中に入る

6月の調査

水面下がよく見える6月には、水の中の生きものを重点的に調べましょう。水田内に入り3条を見ながら歩き、途中で見つけた生きものを金魚網で捕獲し、捕獲ケースに入れてみんなで確認しましょう。

 

8月の調査

稲が大きくなる8月の調査では、主に稲につく生きもの(クモやカエル)を中心に調査しましょう。

・クモの調査は10株を調査し、造網系のクモと徘徊系のクモを調査します。

・クモやカエルの多い田んぼは、カメムシなどを食べてくれるため、害虫が少ない田んぼになります。

 

調査方法3 水田、水路の江内生きもの調査

・江、水路を見る

畦際から観察したり、タモ網等を使って生きものを捕獲します。ドジョウなど土に潜っている場合もありますので、田んぼの土ごと網ですくって調査してみましょう。

 

調査方法4 調査結果を記入します

1~3の調査終了毎に調査した結果を記録用紙に記入します。生息場所の違いや生息数、また調査して気づいたこと、考えたことなども記録しておきましょう。

調査が終了したら、捕まえた生きものは「また会おうね!」と言って元の場所へ戻してあげましょう。

 

調査に慣れて余裕のある方は・・・

土の中のイトミミズやユスリカの数を数えてみましょう。

・田んぼの対角線上の地点5箇所において土を球根植え器で採取し、採取した場所ごとに金魚網を使用して泥をすべて洗い流します。

・網の中には、イトミミズ・ユスリカの幼虫やミジンコなどの生きものが砂や稲わらと共に残っています。

・ 白いバットなどの上に少量ずつ分け、少量の清水を加えて竹串などで広げて観察します。

●佐渡の田んぼで確認できる主な生きもの

 

●いったい田んぼに生きものはどれくらいいるのでしょうか?

動 物 2495種  原生生物 829種 

 昆 虫

 クモ・ダニなど

 両生類・爬虫類

 魚類・貝類

 線虫・ミミズなど

 鳥 類

 哺乳類

1748種 

141種 

59種 

189種 

94種 

174種 

45種 

植  物 2146種 

 双子葉植物

 単子葉植物

 シダ・コケ類など

 菌 類

1192種 

501種 

248種 

205種 

総合計  5470

田んぼには5470種もの動物・植物が棲息していると言われています。 農と自然の研究所編

あなたの田んぼでは何種の生きものを見つけることが出来ますか?

豊かな生きものが食の安全・安心を証明します。生きもの調査を実施することで自分の田んぼの豊かさを確認しましょう。

■朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会

事務局:佐渡市産業観光部農業振興課
〒952-1292 新潟県佐渡市千種232番地
TEL:0259-63-5117
FAX:0259-63-5127
佐渡kids生きもの調査隊も活動します。

佐渡の子供たちも環境学習として生きもの調査に取り組みます。

たくさんの小さな生きものとトキとのつながりや食と環境のつながりを学んでいます。

平成22年より佐渡kids生きもの田んぼを実施します。子供たちの力で無農薬のお米作りとビオトープ作りや生きもの調査に取り組みます。

都市の子供たちとも一緒に取り組み、生きものを育む交流の場ともなる田んぼを作ります。

生きもの調査

兵庫県豊岡市での交流生きもの調査です。コウノトリも出迎えてくれました。

生きもの調査

もちろん佐渡でも生きもの調査を実施します。無農薬栽培の水田と減農薬栽培の水田の生きものを調べました。

絵

絵

 

トキとコウノトリが舞う豊かな環境を願う子供たちの思いが描かれています。