野生下のトキの11組目の巣立ち及び営巣状況等について

平成26年6月19日(木)環境省からの発表で、新潟県佐渡市において、5月16日にヒナを確認していた野生下のトキのペアにおいて、巣立ちを確認しました。
当ペアを含めて野生下のトキのヒナの巣立ちは、今期11組目となります。

本日までに11組から29羽が巣立ち、育雛中のヒナは残り2羽となりました。

1.巣立ちを確認したペア

(1)個体番号: No.67(2009年生まれ、オス)及びNo.80(2010年生まれ、メス)
(2)確認日: 平成26年6月19日(木)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

この2羽は、2012年と2013年の繁殖期に各3羽を巣立たせたペアである。
このペアは、5月16日に2羽、28日に計3羽のヒナを確認し、同日に足環装着を実施していた。
6月19日午前8時54分頃、環境省職員が巣の様子を観察したところ、ヒナ1羽が巣の近くの枝に移動し両脚で留まる様子が確認されたことから、巣立ちをしたと判断した。

  巣立ちした幼鳥1羽A16

2.繁殖結果(平成26年6月19日現在)

  営巣 ふ化 巣立ち
形成ペア数 ヒナをふ化
させたペア数
ふ化した
ヒナの羽数
巣立ちさせた
ペア数
巣立ちした
羽数
2012年 18  3  8  3  8 
2013年 24  5  14  2   4 
2014年 ※35  14  36  11  29 

※平成26年6月19日時点、今期形成されたペア35組のうち
・巣立ちさせたペア 11組
・営巣、抱卵、育雛を放棄したペア 24組

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。