野生下のトキの9組目の巣立ち及び営巣状況等について

平成26年6月16日、環境省からの発表で、新潟県佐渡市において、5月14日にヒナを確認していた野生下のトキのペアにおいて、巣立ちを確認しました。
当ペアを含めて野生下のトキのヒナの巣立ちは、今期9組目となります。

本日までに9組が巣立ち(育雛中を含む)、育雛が確認されているペアは2組となっています。

1.巣立ちを確認したペア

(1)個体番号: No.08(2006年生まれ、オス)及びNo.25(2008年生まれ、メス)
(2)確認日: 平成26年6月15日(日)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

このペアは、5月14日に1羽、18日に計3羽のヒナを確認し、28日にヒナ3羽に足環装着を実施していた。
6月15日午前7時40分頃から9時30分頃にかけて、環境省職員が巣の様子を撮影したところ、8時00分頃、ヒナ1羽が巣の近くの枝に羽ばたきながら両脚で留まる様子が確認されたことから、巣立ちをしたと判断した。

 

巣立った幼鳥(#08#25ペア)

2.繁殖結果(平成26年6月15日現在)

  営巣 ふ化 巣立ち
形成ペア数 ヒナをふ化
させたペア数
ふ化した
ヒナの羽数
巣立ちさせた
ペア数
巣立ちした
羽数
2012年 18
2013年 24 14
2014年 ※35 14 36 24

※平成26年6月15日時点、今期形成されたペア35組のうち

・巣立ちさせたペア 9組
・現在、育雛中のペア 2組
・営巣、抱卵、育雛を放棄したペア 24組

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。