野生下のトキの営巣状況等について

平成26年5月20日(火)環境省発表、本日時点での野生下のトキの営巣状況等について、お知らせします。
本日までに2組が巣立ち(育雛中を含む)、営巣が確認されているペアは12組、そのうち8組で育雛、3組で抱卵が確認されています。

1.抱卵中止を確認したペア

(1)個体番号: No.06(2006年生まれ、オス)及び 足環なし(2012年生まれ、メス)
(2)確認日: 平成26年5月20日(火)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

このペアは、5月3日に抱卵開始を確認したペアである。
5月14日以降、巣の空いた状態が度々観察され、5月20日午前5時40分頃から9時40分頃にかけて巣の観察を行ったところ、巣に戻る様子が確認できなかったことから、抱卵を中止したものと判断した。
なお、卵の殻の回収は本日時点で実施しておらず、巣内の観察は困難であり、抱卵を中止した理由は不明である。

2.野生下のトキの営巣状況

枝にとまり休息するA07(#86#134ペア)
枝にとまり休息するA07(No.86 No.134ペア)

3.2012年~2014年(5月20日現在)の繁殖結果

  営巣 ふ化 巣立ち
形成ペア数 ヒナをふ化
させたペア数
ふ化した
ヒナの羽数
巣立ちさせた
ペア数
巣立ちした
羽数
2012年 18
2013年 24 14
2014年 ※34 12 28

※平成26年5月20日時点、今期形成されたペア34組のうち
・現在、営巣中のペア12組(うち8組が育雛、3組が抱卵、1組が未抱卵営巣)
・営巣、抱卵、育雛を放棄したペア20組
・巣立ちさせたペア2組

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。