野生下のトキの営巣状況について(4月25日発表)

平成26年4月25日、環境省からの発表で、本日時点での野生下のトキの営巣状況について、お知らせします。
営巣が確認されているペアは21組、そのうち3組で育雛、15組で抱卵が確認されています。

(1) 営巣・抱卵を開始したペア

(1)個体番号: No.105(2010年生まれ、オス)及び No.157(2010年生まれ、メス)
(2)確認日: 平成26年4月24日(木)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

このペアは、2月初旬頃から2羽で探餌する様子が観察されていた一方、枝運び等の巣造りする様子は確認されていなかったが、4月24日午前11時10分頃に、スギの樹上に巣が造られ、巣上に1羽が座り込んでいる様子が確認されたことから、営巣・抱卵を開始したものと判断した。これまでの観察経過から、産卵時期を推定するのは困難である。
営巣場所は、水田に隣接する杉林で、巣は地上から約十数メートル程度の高さに造られている。

 

抱卵するオス
抱卵するオスNo.105

(2)

(1)個体番号: No.85(2009年生まれ、オス)及び No.93(2009年生まれ、メス)
(2)確認日: 平成26年4月25日(金)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

この2羽は、2012年の繁殖期からペアを形成し、昨年も営巣が行われたが、ふ化には至らなかった。
このペアは4月18日に営巣が確認され、4月25日9時10分頃に観察したところ、巣上に1羽が座り込んでいる様子が確認されたことから、抱卵を開始したものと判断した。
4月24日に2羽で林外に出る様子が観察されていることから、それ以降に産卵した可能性が高いと思われる。

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。