野生下のトキの2組目のヒナ誕生及び営巣状況について

平成26年4月22日、環境省からの発表で、新潟県佐渡市において、3月21日以降に産卵したとみられる野生下のトキのペアにおいて、ヒナが誕生しているのが確認されました。
また、本日時点で営巣が確認されているペアは、当ペアも含めて20組、そのうち2組で育雛、14組で抱卵が確認されています。

1 ヒナを確認したペア

(1)個体番号:

No.33(2008年生まれ、オス)及び No.38(2007年生まれ、メス)

(2)確認日: 平成26年4月22日(火)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

この2羽は、2011年の繁殖期から継続的にペアを形成し、昨年の繁殖期に1羽を巣立たせたペアである。
このペアは、3月24日にクロマツの樹上にて営巣・抱卵する様子が確認されていた。4月22日午前9時50分頃、巣の観察をしていたところ、巣上にヒナ1羽の姿を確認した。なお、これまでの観察経過から、ふ化日は不明である。

 

ヒナに給餌する個体
ヒナに給餌する個体

2 営巣・抱卵を開始したペア

(1)個体番号:

No.106(2010年生まれ、オス)及び No.122(2010年生まれ、メス)

(2)確認日: 平成26年4月21日(月)
(3)場 所: 新潟県佐渡市
(4)経 過:

このペアは、3月23日に営巣を確認したペアである。4月21日10時20分頃及び15時50分頃に観察したところ、巣上に1羽が座り込んでいる様子が確認されたことから、抱卵を開始したものと判断した。
4月18日の日中の時間帯に巣の空いた状態が観察されており、それ以降に産卵した可能性が高いと思われる。

 

抱卵する個体
抱卵する個体

【繁殖期のトキの観察について】
繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。