野生下のトキの今期最初の営巣が確認されました。

平成26年3月10日(月)環境省からの発表で、新潟県佐渡市において野生下のトキのペア1組が営巣が確認されました。
今年最初のトキの営巣確認となります。

1 営巣を開始したペアについて
(1)個体番号 : No.144(2011年生まれ、オス) 及び No.149(2012年生まれ、メス)

 No.144:第8回放鳥個体(2013年6月7日飛翔)

 No.149:第8回放鳥個体(2013年6月7日飛翔)

(2)確認日 : 平成26年3月10日(月)

(3)場 所 : 新潟県佐渡市

(4)状 況 : この2羽は、2月23日(日)から擬交尾や小枝渡し等の行動が確認され、2月26日(水)には枝を運ぶ様子が確認されたため、注意して観察を継続していたところ、本日3月10日(月)午前7時30分頃に、落葉広葉樹の枯木に巣材がある程度積み重なっていたことから、営巣を開始したものと判断した。

営巣場所は、水田に隣接する雑木林で、巣は地上10m程度の高さに造られている。

20140310_#144_#149
巣を整えるNo.144 オス(左) No.149 メス(右)

2 その他の個体の状況
 現在、佐渡島内では昨年巣立ちをした若鳥4羽を含めて90羽以上のトキが確認されている。昨年営巣が確認されたペア24組の44羽(オス23羽、メス21羽)については、昨年5月に死亡したオス1羽を除きほとんどの個体が島内で確認されている。

現在25組程度のトキが、特定のエリアを中心に雌雄2羽で行動する様子が観察されており、今後、順次、営巣が確認される可能性が高い。

 【繁殖期のトキの観察について】
 繁殖期はトキが最も敏感になる季節です。人が巣に近づくとトキが危険を感じて巣を放棄してしまうこともあります。また、 一時的に巣から離れたスキにカラスなどの天敵に卵を奪われてしまう可能性もあります。そのため、トキの子育てが成功することを願って、 ヒナが巣立つ6月ごろまで営巣地への接近などは控えてくださいますよう、ご協力をお願いします。