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■ 多摩動物公園へトキ2ペア移送

2007年12月13日(木)トキ2ペアが佐渡トキ保護センターから東京都にある多摩動物公園に移送されました。 2ペアはどちらも繁殖経験のある仲のよいつがいです。正午近くにセンターを出発した4羽は陸路をつかって移送され、 同日の夜に多摩動物公園に到着しました。

Kペア Gペア
(多摩動物公園に到着したKペア<右>と、Gペア<左>)写真:(財) 東京動物園協会

今回の多摩動物公園へのトキ移送は
・鳥インフルエンザが発生しやすい冬を迎える前にトキを佐渡島外へ緊急避難するため
・トキの生理学的な知識の収集をするため、に行われたものです。
感染症の回避が目的なので、多摩動物公園に送られた4羽は非公開で飼育されます。

移送車に4羽のトキを積み込み終えた佐渡トキ保護センターの金子良則獣医師は「子どもを嫁にやるような感じ。 多摩動物公園なら安心です。いい子をたくさん産んでくれればこちらもうれしい」と話しました。

多摩動物公園の野生生物保全センター長・冨田恭正さんは、「動物は移送のときが一番危険なので緊張します。多摩動物公園は、 キンちゃんの時代から佐渡トキ保護センターと連携して飼育繁殖の技術開発をしてきました。トキ近縁種の飼育も行っており、 トキの飼育について自負しています。動物を任せる場所としての動物園の役割を果たせるようにがんばっていきたいです。 佐渡からはちょっと遠い多摩動物公園ですが、あたたかく見守っていただければ」と話しました。

トキをを運ぶ職員 トキ移送後
(右:慎重にトキを運ぶ職員 左:トキ移送を終えて)

2007年12月12日(水)と13日(木)に行われたトキの移送は、佐渡トキ保護センターから野生復帰ステーションへ20羽、 ステーションからセンターへ2羽、センターから東京都にある多摩動物公園へ4羽と、計26羽の大移動でした。

この日、佐渡トキ保護センターの職員だけでは人手が足りないので、多摩動物公園、井の頭自然文化園、 上野動物園から7人の助っ人が来ていました。
動物園の方々はトキの定期健康診断のために、ふだんは3人ほどで1年に何回かセンターへ来てくれているそうです。 なかには長年にわたってトキに関わってきた方もいます。
佐渡トキ保護センターや動物園、関係者の人たちが一体になってトキ移送を迅速にすすめる姿はまさにプロフェッショナル集団。 そばでトキ移送を追っていたカメラマンの方が「今までで最速」と、息を切らせていました。

多摩動物公園へ送る4羽を入れた箱をていねいに車に積み終えると、大勢の職員はみんな笑顔で手を振り見送っていました。

出発
(東京へ出発)

12、13日に行われたトキの移送を終えて、2007年12月14日現在、トキ野生復帰ステーションに25羽、 佐渡トキ保護センターに66羽、多摩動物公園に4羽、計95羽のトキがいます。

[ 掲載日 2007年12月18日 | トキのニュース ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]