■ 第2回トキ放鳥から1カ月。放鳥トキの状況
2009年9月29日に佐渡市で第2回放鳥が行われ、20羽のトキがソフトリリースされました。昨年2008年9月の第1回放鳥では、
10羽のトキが放たれています。
放鳥されたトキの行動は、モニタリングチームや市民によるトキモニターボランティア、佐渡市トキ保護監視員、
市民からのトキ目撃情報などの協力によって確認されています。
第1回放鳥から1年、第2回放鳥から1カ月たった、2009年10月31日現在の放鳥トキの状況をまとめました。
(1)
確認されているトキ
2009年10月中は、本州で3羽、佐渡で23羽の、計26羽が確認されています。
本州にいるトキは、すべて第1回放鳥のトキです。
写真提供:環境省

(新潟市の刈田で羽づくろいをするNo13)
(2)第1回放鳥個体
・本州に3羽(すべてメス)、佐渡に4羽(すべてオス)確認されています。
佐渡の4羽は、2羽ずつ群れで行動しています。
(3)第2回放鳥個体
・19羽が確認されています。うち7羽は放鳥場所近くに定着し、第1回放鳥個体の2羽(No.01、09)ともに、
最大9羽で行動することがあります。
・1羽(No.17)は、放鳥ケージから飛翔直後に藪につっこみ、身動きがとれなくなっていたために捕獲されました。ケガはありません。
No.17とNo.16は、野生復帰ステーション・順化ケージでの飛翔訓練を行っていないトキです。

(新穂地区で枯れ木にとまる9羽)
(4)同じ環境を利用
第2回放鳥トキがエサをとったり休息している場所が、第1回放鳥トキが利用したことのある場所と同じであることが、
しばしば確認されています。

(調整水田で探餌をする4羽)
(5)
個体ごとの位置状況
【佐渡島外】
No.03(メス) 新潟県燕市
No.04(メス) 富山県黒部市
No.13(メス) 新潟県新潟市

(新穂地区を飛翔する4羽)
【佐渡島内】
■新穂地区
No.01、09(両方オス)群れ。
No.08、20、22、24(オス)、No.21、25、26、27、32(メス)
これらのトキは、いつも一緒にいるわけではなく、日中は2~3のグループに分かれて行動することも多く、ねぐらも分かれています。
■両津地区
No.23、28、33(オス)
■金井地区
No.30(メス)
■真野地区
No.05(メス)
■羽茂地区
No.06、11(両方オス)群れ。
■いろいろな地区
行動がまだ安定していないようです。
No.18(メス)新穂、両津、金井地区
No.31(メス)新穂、両津地区

(両津地区でネムノキにとまるNo28)
■未確認のトキ
・第1回放鳥個体(半年以上未確認)
No.07(メス)2009年3月18日に新潟県胎内市で確認後、不明
No.10(オス)放鳥後、未確認
・第2回放鳥個体(放鳥後2~3日以降、未確認)
No.16(メス)
No.19(オス)
No.29(メス)
■死亡
No.15(メス)第1回放鳥個体。2008年に佐渡市山中で死亡を確認
