■ 順化ケージのトキ、訓練からいよいよ放鳥準備へ
野生復帰ステーションでは、施設内で最大の「順化ケージ」で、トキの訓練を行ってきました。トキは、半年から1年間、 順化ケージの中で暮らし、放鳥に向けてより自然に近い環境で飛翔や採餌、天敵回避などを体験してきました。
2008年 9月19日(金)に、順化ケージ内のすべてのトキ15羽が捕獲されました。9月25日の試験放鳥に向けた準備のためです。
東京都の動物園スタッフなどの協力を得て、総勢16人で捕獲を行いました。はじめに順化ケージ内のネットで仕切りをつくってトキを集め、
トキがケガをしないように地面に降りたところを網で捕まえました。広い順化ケージでトキを捕獲するのは初めてのことです。
不測の事態が起きないかと心配もありましたが、スタッフのみごとな連携作業によって、20分ほどで全羽を無事に捕獲することができました。
捕獲後に行った健康診断では、捕獲によるケガもなく、特に異常はありませんでした。その後、放鳥後に個々のトキを判別するために、
羽に色が付けられ、色分けした足輪も付けられました。また、6羽には、放鳥後に居場所がわかるよう発信機も付けられました。
現在、トキは野生復帰ステーションの繁殖ケージにいます。
なお、今年順化ケージ内で自力での営巣と育すうに成功したペアとその幼鳥1羽は放鳥しない予定です。
放鳥当日までの12羽の体調を見て、放鳥する10羽が最終的に決定されます。

(9月22日のトキのようす。着色した羽と、足輪が見えます。背中から出ているのは発信機のアンテナです。
写真:佐渡トキ保護センター)


