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■ 野生復帰にむけて訓練中のトキが産卵

2008年秋の放鳥にむけて、野生復帰ステーション順化ケージで訓練中のトキが2008年3月27日(木)に初めての産卵をしました。

野生復帰ステーションには、訓練用の広い順化ケージと、トキのペアが自然繁殖を行うために1ペアずつが入る繁殖ケージがあります。
順化ケージでは、15羽のトキが一緒に暮らし、野生復帰にむけて訓練をしています。この順化ケージで新しいつがいが誕生し、 巣を作って産卵まで行いました。

2008年3月21日
(産卵6日前。3月上旬から枝を運んでいましたが、枝がやっと樹木に引っかかるようになりました 画像提供: 環境省)

今回産卵をしたのはオス・メスともに2006年生まれで、2007年7月に順化センターで訓練をはじめた最初の5羽のうちの2羽です。 繁殖は今年が初めてとなる若いペアです。
このペアは2月下旬につがいを形成し、3月上旬から順化ケージ内にある高さ10mほどのコナラの木に巣を作って、 他のトキを寄せ付けなくなりました。3月18日ごろから交尾が見られ、3月27日17時45分ごろに産卵が確認されました。 現在はオスとメスが交代して抱卵をしています。

2008年3月27日17:47
(産卵後、オスメスで卵を取り囲んでいるようす。この後10分ほどでオスが抱卵を開始。 画像提供:環境省)

野生復帰ステーションの金子獣医師は「あれだけ立派な巣をつくって産卵をするとは思っていませんでした。 中国の野生のトキがつくる巣と同じ構造で、大きさは少し大きいほどです」と話しています。
野生復帰ステーションでは、今後も野生順化訓練を進めながらペアの行動を見守っていきます。

2008年3月28日
(産卵翌日。抱卵のようす 画像提供:環境省)

 

[ 掲載日 2008年04月01日 | トキのニュース ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]