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■ みんなの力で野生復帰を

■エサ場づくり
ボランティア トキは、毎日体重の10分の1のエサを食べます。トキの体重は成鳥で2kgぐらい。 だから毎日200gのドジョウやカエル、サワガニ、バッタなどを食べます。 2015年に60羽のトキが暮らせる佐渡にしたいと思っています。
60羽だと、0.2kg×60羽=毎日 12kg。ドジョウだけで計算すると、毎日10000匹も必要です。
昔は、水の多い田んぼや小さな溜池(ためいけ))がたくさんありました。トキのエサの、ドジョウやタニシ、カエル、サワガニ、 バッタがたくさんいました。今の日本ではトキがたっぷり食べるだけのエサは自然の中にありません。だから、 人間がトキのエサ場をつくってエサを増やす必要があります。
エサ場は、田んぼやビオトープです。農家の人たちがトキのエサが減らないような農業の技術にとりくんでいます。 冬にエサのドジョウが生きられるよう冬場も田んぼに水を張ったり、山の上で荒れてしまった田んぼをよみがえらせたりしています。
ボランティアの人たちも、農家の手伝いをしたり、休んでいる田んぼを借りてエサがたくさん育つようなビオトープをつくったりしています。

■森を守る、育てる
トキは、森の中の高い木の上に巣をつくります。遠くが見えるから安心するのです。ところが、トキが巣をつくる、松やクリ、ドングリの木が、 少なくなっています。森を守り、育てることが必要です。
手入れしなくなった森は、すぐに荒れていきます。だから、枝を切り落としたり、下草を刈り取ったり、植林をするボランティアが、 林業専門家や研究者に教わりながら、はたらいています。冬は雪におおわれるので、春から秋まで、夏の暑いときもがんばっています。
佐渡の小中学校や全国の小中学校、高校、大学のみなさんも、ボランティアや体験学習、修学旅行などの機会を利用して、ビオトープ作り、 エサ場作りや植林などの活動をしています。

■私たちができること
野生のトキは、田んぼや小川、 家の近くに飛んでくるかもしれません。でも、人間がおどかしたりすると、トキも人間を恐れるようになります。 トキが安心して暮らせるようにするためには、佐渡の農家や佐渡で暮らす人たちが、トキといっしょに生きることを決心しなければなりません。
また、トキを見に来る観光客の人たちや、トキのエサ場や森を守り育てるボランティアの人たちの協力もかかせません。みなさんも、ぜひ、 トキと人間がいっしょに安心して暮らせるよう、手伝ってください。

■トキと佐渡のことを学ぶ
トキはどうして少なくなったのか、どうやったらトキと人が共に暮らせる自然をとりもどせるのか、そのことを考えてください。 トキを野生にかえすために、どんな人たちが、どんな活動をしているのかを見て、知って、話を聞いてください。 図書館やインターネットで調べたり、佐渡でトキ博士に話を聞き、トキを実際に見て、「トキ学習」をしてください。 佐渡トキ交流会館やトキの森公園には、トキについての資料やビデオがあります。

■ボランティア活動に参加したり、 体験学習する
活動風景佐渡では、1年間を通じて、いろんな地区や活動団体が、様々なとりくみをしています。環境にやさし い田んぼづくり、ビオトープづくり、植林、下草刈り、体験学習、生きもの調査など、 子どもから大人までいろんなボランティア活動があります。(カマやノコギリを使うので、 指導者といっしょに安全に気をつけながらやりましょう)

■ボランティアリーダーになる
トキのことや森のこと、田んぼや動物、植物のことをたくさん勉強して、 ビオトープの作り方や森の手入れの方法をいっしょに活動しながら教えるのがボランティアリーダーです。 佐渡ではたくさんの市民グループや農業グループなどがボランティア活動を行っています。いろんなボランティア活動に参加して、ぜひ、 ボランティアリーダーになってください。

■食べるだけでもボランティア
ドジョウをたくさん育てるために、農薬を減らしたり、田んぼの一部をドジョウのために稲を植えなかったりする農家もいます。 そういうお米を買って食べるだけでも、ボランティアになります。お米だけでなく、環境を守る農家がつくる野菜や果物を選んで買ってください。

[ 掲載日 2008年04月01日 | ファンクラブ ▼ひとつ前へ戻る ▲ひとつ次へ進む ]