TOP >> トキのこと >> 鳥追い歌「どうは佐渡島へホーイホーイ」 ▼戻る

鳥追い歌「どうは佐渡島へホーイホーイ」

トキファンクラブ事務局・アオキです。

写真提供:環境省
両津地区にて飛翔するNo.27および32の2羽
(飛翔するトキ)

毎年、正月14日になると、新潟県内のニュースでは、小正月の行事として県内各地の「鳥追い」のようすが放映されます。

新潟の鳥追いは、鳥獣被害を逃れる豊作祈願として、子どもたちが「鳥追い歌」を歌いながら村中を歩き、夜には、 自分たちでつくった雪洞の中で、甘酒、お餅、ミカン、干し柿、干し芋などを飲んだり食べたりしながら、夜明けまで話したり、 村中をまわったりして楽しむのだとか。

鳥追い歌の歌詞は、地域によって多種多様ながら、ほぼ共通しているストーリーがあるそうです。
どの歌でも、追おうとしている害鳥は、どう(トキ)、さんぎ(サギ)、スズメ。ほかに「すわどり」という鳥が入ることもあるそう。いずれも 「信濃の国から追ってきて、佐渡島へ送ろう」というのが大きな筋なのだとか。

例に、新潟県小出地域のひとつの鳥追い歌を紹介します。
「どうと さんぎと 小雀
小雀の畜生が 稲穂三把盗んで
酒造り申して どうが三杯 さんぎが三杯
酔った 酔った こよった きじん鳥に ぼっさって
佐渡島へ ホーイ ホーイ」

トキは、昔は日本各地にいたといいますが、新潟県内でも、苗代や田植え後の若苗を踏んで困るほどたくさん生息し、 歌にうたわれるくらい身近な鳥だったようです。
ちなみに、佐渡の鳥追い歌には、トキを追い払う歌詞はないというふうに聞いています。

以上、鳥追い歌にまつわるお話でした。この新潟の「鳥追い歌」にトキと佐渡が登場することは、 新潟県魚沼市の方がトキファンクラブへお便りをくださいました。また、佐渡とき保護会顧問の佐藤春雄さんも教えてくださいました。
ありがとうございました。

両津地区にて刈田で探餌するトキ3羽
(田んぼで採餌するトキ。田んぼは生きものがいっぱいいる、いいエサ場です)

[ 掲載日:2010年01月14日 | カテゴリ:トキのこと ]