報告 平成19年度環境保全型農業普及促進研修会

2008年1月24日(木)、「平成19年度環境保全型農業普及促進研修会」が佐渡地域振興局農林水産振興部 (佐渡農業普及指導センター)主催で開かれ、生産者を中心に140人ほどが集まりました。生きものと共存する農業の普及をはかり、 消費者に安心で安全な農作物を提供するための研修会です。
はじめに佐渡農業普及指導センターから島内の環境保全型農業の状況について説明がありました。 農薬と化学肥料をそれぞれ3割以上減らす環境保全型の水稲栽培は、2005年に1.5%だった作付け面積が、2007年には30% 以上になり実践者が増えているとのこと。また、収量や栽培上の課題について説明がされました。
講演は新潟県阿賀野市のNPO法人食農ネットささかみ理事・石塚美津夫さんが、旧笹神村(現阿賀野市) のJAささかみで営農販売交流課長を務めていた時代から、農家と農協と行政が一緒になって30年近く消費者と交流し、産地直送の取り組みや、 笹神の農業や自然を親しみに一年を通して多くの人が来るようになったことなどを紹介しました。笹神の資源をいかした有機農法や、 冬の田んぼに水を張る「冬水たんぼ」の紹介では、生きものが生息する環境が病気や虫にも負けない稲を育てることなどを説明しました。
続いて意見交換会では、佐渡トキの田んぼを守る会が生産者の代表として、
島内で2001年から取り組む環境保全型農業によって人の交流や経済効果が生まれていることを紹介しました。
消費者代表は安心・安全なお米のよさをもっと店頭で紹介してほしいという意見を挙げました。
佐渡農業技術センターは野菜や果樹についても環境保全型農法の研究を進めていきたいと話しました。
佐渡市は、今年度から実施する「トキと暮らす郷づくり認証制度」について説明をしました。
参加者からお米の品質についての質問が出るなど熱心な研修会でした。佐渡農業普及指導センターの駒形課長は
「4年前から研修会を開いていますが参加者の目を見ていると環境保全型農業への機運がいよいよ高まってきたと感じますと話しました。
6~8月には環境保全型農業の実地研修会が行われる予定です。

(意見交換会のようす)
[ 掲載日:2008年02月01日 | カテゴリ:活動報告 ]
